JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
ジョブの実行状況を確認するときの注意事項を次に示します。
配布管理システムからジョブを実行すると,クライアントでは,実行結果を自動的に上位システムに通知します。中継システムを経由したジョブの場合,中継システムが,配下のクライアントでの実行結果と自PCでの実行結果とをまとめて上位システムに通知します。
しかし,ネットワークが混み合っているときに,中継システムからジョブの実行結果が通知されてくると,ネットワークに掛かる負荷が大きくなってしまいます。このような場合は,中継システムからの結果の通知を一時的に中断させることができます。結果通知を中断させるには,あて先として中継システムを指定した「中継サーバからの結果通知保留」ジョブを実行します。また中断している結果通知を再開させるには,同様に「中継サーバの結果通知の保留解除」ジョブを実行します。
現在中継システムからの結果報告が中断されているかどうかは,[システム構成]ウィンドウまたは[あて先]ウィンドウで中継システムを選択し,[属性]パネルで確認できます。
なお,通知保留状態となっている中継システムがID管理中継の場合,そのIDを指定したジョブの実行結果も中継システム上で保留されます。
[ジョブ実行状況]ウィンドウから,ジョブを実行しているホストの表示が消えた場合,中継システムのリモートインストールマネージャ側で,中継中のジョブを削除していることがあります。
次に示すジョブは,中継システムと下位システムの間でファイルの転送が完了するまで,マネージャのリモートインストールマネージャでは実行状況が変わりません。
注※ 中継システムのセットアップの[上位通知]パネルで,「下位システムへのパッケージの分割配布の実行状況を上位システムに通知する」チェックボックスをオンにした場合,実行状況は変わります。
これらのジョブの実行状況(転送がどれくらい完了したのか)を知りたい場合は,中継システムのリモートインストールマネージャで確認してください。
JP1/NETM/Asset Information Managerの操作画面からクライアントへソフトウェアを配布した場合,[ジョブ実行状況]ウィンドウにJP1/NETM/Asset Information Managerのセットアップで指定した名称のフォルダが作成され,その下にJP1/NETM/Asset Information Managerから実行されたジョブが表示されます。
このフォルダにジョブを格納すると,JP1/NETM/Asset Information Managerの操作画面に実行状況が表示されます。
JP1/NETM/Client Security Controlからクライアントへメッセージを通知した場合,[ジョブ実行状況]ウィンドウに「CSCSendMessage」という名称のフォルダが作成され,その下にJP1/NETM/Client Security Controlから実行された「メッセージの通知」ジョブが表示されます。
このフォルダに格納されるJP1/NETM/Client Security Controlからの「メッセージの通知」ジョブは,正常終了時に自動的に削除できます。自動的に削除する方法については,マニュアル「構築ガイド」の「4.2.16 [JP1/NETM/CSC連携]パネル」を参照してください。
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