JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

7.6.2 dcmamtrc.exe(AMTのリモートコントロール)

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) リターンコード
(5) 実行例

(1) 機能

クライアントのBIOSをリモートで操作します。また,配布管理システムにセットされているFDから,クライアントに対して診断プログラムを実行します。

(2) 形式

dcmamtrc.exe   /h ホスト名 | /i IPアドレス 
               /b | /r    

(3) 引数

/h
接続先のクライアントのホスト名を,1〜64文字で指定します。大文字,小文字は区別されません。
/i
接続先のクライアントのIPアドレスを7〜15文字で指定します。
/b
クライアントのBIOSをリモートで操作する場合に指定してください。
/r
配布管理システムにセットされているFDから,リモートで,クライアントに対して診断プログラムを実行する場合に指定してください。

(4) リターンコード

dcmamtrcコマンド実行時のリターンコードを次に示します。

コード 意味 対処
0 SOL接続およびIDEリダイレクト接続に成功し,BIOS設定およびIDEリダイレクトの設定が正常に終了した。 なし。
2 コマンドの引数に誤りがある。 コマンドの引数を確認してください。
5 Socketエラーが発生した。 クライアントにSOLドライバがインストールされているか確認してください。
6 IDER接続に失敗した。 FD内に診断プログラムが格納されているか確認してください。
7 すでにSOL接続が確立されている。 新たにSOL接続を確立することはできません。対処なし。
8 すでにIDEリダイレクト接続が確立されている。 新たにIDEリダイレクト接続を確立することはできません。対処なし。
9 クライアントの電源がオンになっている。 クライアントの電源をオフにしてください。
12 その他のエラーが発生した。 システムエラーです。コマンドの実行環境を確認してください。
31 SOL接続が確立されなかった。
  • 接続先のホスト名またはIPアドレスを確認してください。
  • AMTによる接続が行われているか確認してください。

(5) 実行例

ホスト名が「dmp001」のクライアントに対して,BIOSをリモートで設定する場合のコマンドの実行例を次に示します。

dcmamtrc.exe /h dmp001 /b