JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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7.6.1 AMTのリモートコントロール機能の実行手順

「AMT連携機能」を利用してクライアントのBIOSを設定する手順と,クライアントに対して診断プログラムを実行する手順について説明します。

<この項の構成>
(1) クライアントのBIOSを設定する手順
(2) クライアントに対して診断プログラムを実行する手順

(1) クライアントのBIOSを設定する手順

配布管理システムから,クライアントのBIOSをリモートで設定する手順を次に示します。

  1. 配布管理システムでコマンドプロンプトを起動する。
  2. dcmamtrcコマンドを実行する。
    クライアントが起動して,配布管理システムの画面にtelnetのウィンドウが起動します。telnetのウィンドウには,クライアントのBIOSが表示されます。
    dcmamtrcコマンドの指定方法については,「7.6.2 dcmamtrc.exe(AMTのリモートコントロール)」を参照してください。
  3. BIOSを設定する。
  4. BIOSの設定を終了する。
    BIOSを終了すると,クライアントが再起動されます。このとき,telnetのウィンドウには何も表示されなくなります。
  5. telnetのウィンドウを閉じる。
    コマンドプロンプトの画面に,コマンドが終了したことが表示されます。

(2) クライアントに対して診断プログラムを実行する手順

配布管理システムにセットされているFDから,クライアントに対して診断プログラムを実行する手順を次に示します。

  1. 配布管理システムに診断プログラムが格納されたFDをセットする。
  2. コマンドプロンプトを起動する。
  3. dcmamtrcコマンドを実行する。
    クライアントが起動して,配布管理システムの画面にtelnetのウィンドウが起動します。telnetのウィンドウには,診断プログラムの実行状況が表示されます。
    dcmamtrcコマンドの指定方法については,「7.6.2 dcmamtrc.exe(AMTのリモートコントロール)」を参照してください。
  4. 診断プログラムを終了する。
    診断プログラムの種類によっては,プログラムが終了するとクライアントが再起動されます。このとき,telnetのウィンドウには何も表示されなくなります。
  5. telnetのウィンドウを閉じる。
    コマンドプロンプトの画面に,コマンドが終了したことが表示されます。