JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
WUAまたはMBSA 1.2.1を使用してパッチ情報を検出するときは,次の点に注意してください。
- WUAによるパッチ情報の検出が失敗した場合,「ソフトウェア情報の取得」ジョブはエラーになります。
- クライアントのインストール先ディレクトリ\CLIENT\WUAにWUA用のデータベースファイルが格納されていない場合でも,「ソフトウェア情報の取得」ジョブは正常終了します。ただし,パッチ情報は検出されません。
- クライアントのインストール先ディレクトリ\CLIENT\MBSAにmbsacli.exeファイルおよびMBSA 1.2.1用のデータベースファイルが格納されていない場合,「ソフトウェア情報の取得」ジョブは正常終了しますが,適用されていないパッチがあっても,未適用パッチ情報として検出されません。
- OSの再起動が必要なパッチを適用した場合,OSを再起動するまで,その適用済みのパッチと未適用パッチ情報の両方を検出することがあります。
- 「KBxxxxxx」の形式で表示されるIDおよび「MSxx-xxxx」の形式で表示されるIDがないパッチ情報は取得できません。
- クライアントのパッケージセットアップマネージャを操作することで,クライアント自身のパッチ情報をスキャンできます。ただし,パッケージセットアップマネージャでパッチ情報を確認することはできません。また,スキャンが失敗してもエラーにはなりません。
パッケージセットアップマネージャの操作でパッチ情報をスキャンしたい場合は,[インストールソフトウェア]ウィンドウの[実行]メニューから,[ソフトウェア情報収集]メニューを選択してください。
- オフラインマシンでパッチ情報を検出する場合は,Administrator権限を持つユーザでログオンしてください。
- Administrator権限を持たないユーザがログオンしているクライアントからパッチ情報を検出する場合は,クライアントのセットアップで次の設定が必要です。
- クライアントが常駐している場合,[権限]パネルの「一般ユーザ権限で使用する」チェックボックスをオンにする。
- クライアントが非常駐の場合,[権限]パネルの「一般ユーザ権限で使用する」および「非常駐でジョブ実行またはパッケージセットアップマネージャを使用する」チェックボックスをオンにする。
- WUAを使ってパッチ情報を検出する場合,10分を超えると適用済みのパッチ情報は取得できません。
- 更新されたインベントリ情報を自動で配布管理システムに通知するように設定している場合,WUAを使用する環境では,配布管理システムと接続するタイミングでパッチ情報に変更があったかどうかをWUAがチェックします。WUAによるパッチ情報の検出には時間が掛かる場合があるので,次の点に注意してください。
- クライアントのセットアップの[クライアント常駐・ポーリング]パネルで「ポーリングする」チェックボックスをオンにし,ポーリングの間隔を短く設定していると,クライアントに負荷が掛かることがあります。これを防ぐため,設定するポーリングの間隔は,できるだけ大きな値を指定してください。
- クライアントのセットアップの[クライアント常駐・ポーリング]パネルで「ポーリングする」チェックボックスをオンにし,起動時ポーリングのタイミングを「システム起動前」に設定している場合,[NETM_DM_Pスタートアップ]フォルダに登録されているプログラムの起動に時間が掛かる場合があります。
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