JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
[更新プログラムの管理]ダイアログボックスで取得したパッチをパッケージングできます。パッチをパッケージングするには,あらかじめパッケージング時に設定される情報を設定しておく必要があります。
ここでは,パッケージングの設定とパッチをパッケージングする方法について説明します。
パッチをパッケージングするときに設定されるパッケージの情報を設定します。
[更新プログラムの管理]ダイアログボックスでパッチをパッケージングする場合,一つのパッチにつき,一つのパッケージが作成されます。
パッチをパッケージングする場合,パッケージ名およびパッケージ識別IDは自動で設定されます。パッケージ名は,「DPT-「.exe」を除いたファイル名」が設定されます。「.exe」を除いたファイル名が47文字以上の場合,47文字目以降は削除されます。パッケージ識別IDには,パッケージ名が指定されます。ただし,パッケージ名が45文字以上の場合,45文字目以降は削除されます。
パッケージの情報は,[更新プログラムの管理]ダイアログボックスから表示する,[パッケージング設定]パネルで設定します。[パッケージング設定]パネルの表示方法を次に示します。
図7-3 [パッケージング設定]パネル
[パッケージング設定]パネルでの設定内容について説明します。
パッケージが格納されるキャビネット名の設定方法を選択します。
パッケージが格納されるキャビネットの,キャビネット識別IDの設定方法を選択します。
なお,設定されたキャビネット識別IDと同じIDのキャビネットが存在する場合,生成されたパッケージは既存のキャビネットに格納されます。その際,更新プログラムの管理画面上の格納先キャビネット名称には[パッケージング設定]パネルで設定したキャビネット名称が表示されます。
パッケージのバージョン/リビジョンの設定方法を選択します。
パッケージの世代番号を指定します。
取得済みのパッチをパッケージングするには,「更新プログラム一覧」でパッケージングしたいパッチのチェックボックスをオンにして,[パッケージ]ボタンをクリックします。複数のパッチを選択してパッケージングすることもできます。未取得のパッチを選択して[パッケージ]ボタンをクリックした場合,パッチを取得してからパッケージングします。
なお,コンピュータを起動してから,最初に[パッケージ]ボタンでパッケージングする場合,事前にパッケージャを起動してログインしておく必要があります。一度ログインしたあとは,パッケージャは終了してかまいません。
パッチのパッケージングが開始されると,パッケージングの状況を示すダイアログボックスが表示されます。パッケージングが完了した項目から,[パッケージング設定]パネルでの設定に従ってパッケージが作成されます。パッケージングを中止する場合は,ここで[キャンセル]ボタンをクリックしてください。実行中のパッケージングが完了したら,それ以降はパッケージングされないまま完了します。なお,キャビネットに同名のパッケージがある場合は,そのパッケージは作成されないままパッケージングが続行します。
パッケージングが完了すると,結果を示すダイアログボックスが表示されます。
パッチのパッケージングが完了すると,指定したキャビネットにパッケージが保管されます。パッケージには,パッチをインストールするためのスクリプトファイルが自動的に設定されます。スクリプトファイルの内容を次に示します。必要に応じて設定を変更してください。
また,パッケージにはインストール先ディレクトリに「C:\NETMDMWK_DPT」が設定されています。インストール後起動外部プログラムには,スクリプトファイルが指定されています。これによって,特別な設定をすることなくパッケージを配布することで,クライアントにパッチを適用できます。
特定のパッチを配布する場合,そのパッチが未適用のクライアントであて先グループを作成しておくことで,不要なジョブを実行することなくパッチを配布できます。配布したいパッチが未適用のクライアントをグルーピングして,パッチを配布する手順を次に示します。
また,パッケージングまたはクライアントへの配布が完了したパッチのうち,データが不要と判断できるパッチは,データベースの容量を確保するために削除しておくことをお勧めします。
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