JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
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- 「ソフトウェア稼働監視の制御」ジョブを実行して稼働監視ポリシーをクライアントに適用させる作業は,必ず1台の配布管理システムから実施してください。稼働監視ポリシーはクライアントごとに一つしか適用できません。そのため,別の配布管理システムから異なる稼働監視ポリシーが適用されると,取得を設定していない稼働情報が通知されることになり,ネットワークに負荷が掛かるおそれがあります。
- クライアントから配布管理システムへ監視結果を通知するよう設定した場合で,その後クライアントの経路が変更されたときは,「ソフトウェア稼働監視の制御」ジョブを実行して,稼働監視ポリシーを適用し直してください。
- 一度オンラインで稼働監視ポリシーを適用してから,クライアントセットアップの[接続先]パネルで接続先に「?」を指定した場合(オフラインマシンにした場合),稼働情報が上位システムに通知されないでクライアントに蓄積されてしまいます。この場合,オフラインマシン情報取得媒体を利用して,クライアントから定期的に稼働情報を取得してください。
- 操作履歴格納ディレクトリまたは操作履歴退避ディレクトリのバックアップを取得する場合,ディレクトリ構成やファイル名を変更しないでください。
- システム構成から削除したクライアントの操作履歴を参照したい場合は,[ソフトウェア稼働情報]ウィンドウの[開く]メニューを選択し,参照したいクライアントの操作履歴を保存しているディレクトリを指定してください。
なお,ホスト識別子を使用しているシステムでは,操作履歴の保存先ディレクトリの名称にクライアントのホスト識別子が付与されています。したがって,システム構成から削除したクライアントのホスト識別子を確認できるよう,次の運用をしておくことをお勧めします。
- サーバセットアップの[システム構成関連]パネルの「削除履歴を保管する」チェックボックスをオンにして,システム構成情報の削除履歴を保管しておく。
- CSV出力ユティリティまたはdcmcsvuコマンドを使用して,クライアントのホスト識別子を含んだCSV形式ファイルを定期的に出力し保管しておく。
- システム構成から削除したクライアントの抑止履歴を参照したい場合は,サーバセットアップの[システム構成関連]パネルの「削除履歴を保管する」チェックボックスをオンにして,システム構成情報の削除履歴を保管しておいてください。この状態でCSV出力ユティリティまたはdcmcsvuコマンドを使用すると,削除したクライアントの抑止履歴をCSV形式ファイルに出力できます。「削除履歴を保管する」チェックボックスがオフの状態でも抑止履歴を出力できますが,削除したクライアントのホスト名およびIPアドレスが出力されません。
- バージョンアップやメンテナンスウィザードの「変更」の選択に伴い,ソフトウェア操作履歴格納ディレクトリを変更する場合,すでに保存されている操作履歴を移行しておく必要があります。
操作履歴を移行する手順を次に示します。
- Remote Install Serverサービスを停止する。
- 変更前のディレクトリに格納されている操作履歴を,変更後のディレクトリにコピーまたは移動する。
操作履歴を移行しなかった場合,変更前のディレクトリに格納されている操作ログは退避されません。そのため,変更後の操作履歴退避ディレクトリの情報が,一部欠如するおそれがあります。
- イベントIDが16030のイベントログが出力されている場合,ネットワークドライブへの接続にエラーが生じているおそれがあります。イベントログに従ってネットワークの接続情報を見直してください。ネットワークの接続にエラーが出力される状況では,下位システムの操作履歴が上位システムに通知されないため,操作履歴が下位システムに蓄積されてしまいます。
- バージョンが08-10以前の,OSがWindows Vistaのクライアントに対して「ソフトウェアの稼働監視の制御」ジョブを実行した場合,ファイル操作の履歴を指定していると,実行状態は正常終了となりますが,ファイル操作の履歴だけは取得処理が実行されません。また,ファイル操作の履歴だけをポリシーとして適用した場合,ファイル操作の履歴は取得できません。
- 同時刻に発生した同じ内容の抑止履歴は,そのうちの一つだけが保存されます。
- ログオンまたはログオフ前後の操作のログオンユーザは,稼働情報として取得されない場合があります。
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