JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
大規模なシステムでも,遠隔地の営業店や出張所などはクライアントの数が少なく,LANを構成するにはコストが掛かり過ぎる場合があります。このような場合は,ISDNなどを使用したダイヤルアップIP接続などで,本社のネットワークへ直接,接続するのが一般的です。しかし,ダイヤルアップIP接続の場合,一般にクライアントから配布管理システムへ接続するときに回線を接続するので,配布管理システムがクライアントにジョブを実行させようとしても,クライアントの回線が接続されていないということが起こります。
そこで,ダイヤルアップIPで接続するホストに対しては,「クライアントユーザによるインストール」ジョブを使用します。このジョブは,クライアントの「パッケージセットアップマネージャ」を起動したときに実行されるので,クライアントのユーザが任意のタイミングでダイヤルアップIP接続してインストールできます。
「クライアントユーザによるインストール」ジョブ以外のジョブが,ダイヤルアップIP接続されたクライアントに対して実行されたときは,「クライアントユーザによるインストール」ジョブのように選択して実行することはできませんが,ユーザが実行するタイミングを指定できます。
また,ダイヤルアップIP接続の場合,JP1/NETM/DMが自動的にダイヤリングして接続することもできます。ダイヤルアップ接続については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「6.6 ダイヤルアップ接続の設定」を参照してください。
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