JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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2.5.7 リモートインストールの失敗による旧バージョンの破壊を防ぐ

リモートインストールでソフトウェアをバージョンアップする場合,リモートインストールに失敗すると,旧バージョンのソフトウェアを破壊することがあります。旧バージョンが破壊されると,再度リモートインストールするまで一時的にそのソフトウェアが利用できなくなります。

これを防ぐために,JP1/NETM/DMでは,パッケージのバックアップ・リストア機能を提供しています。バックアップ・リストア機能を使用すると,リモートインストール実行時に,クライアントが旧バージョンのバックアップを取得します。そして,リモートインストールに失敗した場合に,このバックアップから旧バージョンを回復します。この機能は,パッケージ種別が「ユーザプログラム,データ」のときだけ使用できます。

バックアップ・リストア機能は,パッケージャの[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックス,またはリモートインストールマネージャの[インストール条件の変更]ダイアログボックスの,[オプション]パネルで指定します。

リモートインストールの失敗による旧バージョンの破壊を防ぐ例を次の図に示します。

図2-63 リモートインストールの失敗による旧バージョンの破壊を防ぐ例

[図データ]