JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
JP1/NETM/DMでは,ハードディスクの容量(システム条件)や,特定のソフトウェアのインストール状態(ソフトウェア条件)など,さまざまな条件を設定してリモートインストールの適否をチェックできます。通常の運用では,JP1/NETM/DM標準の機能を使用したチェックで十分ですが,ユーザプログラムのインストールでは,ユーザ固有のチェックが必要になる場合があります。例えば,各クライアントに業務端末の識別IDを設定しておいて,識別IDが条件に合うクライアントに対してだけリモートインストールを実行するような運用が考えられます。
このような場合に備え,JP1/NETM/DMでは,インストールの直前に外部プログラムを起動させる機能を提供しています。ユーザ固有のインストール条件に合っているかどうかを調べる外部プログラムを,インストール直前に起動させることで,上記のような例外的な運用に対応できます。
インストールの直前に起動させる外部プログラムは,パッケージャの[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックス,またはリモートインストールマネージャの[インストール条件の変更]ダイアログボックスの,[外部プログラム]パネルで指定します。
ユーザ固有の条件でインストールの適否をチェックする例を次の図に示します。
図2-60 ユーザ固有の条件でインストールの適否をチェックする例
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