JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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2.2.4 [ソフトウェア条件]パネル

リモートインストールの前提となる,クライアントのソフトウェアの条件を設定します。条件は複数設定できます。複数の条件を設定した場合は,すべての条件を満たす場合だけインストールされます。

設定できる条件は次の2種類です。

設定した条件はインストールの直前に判定されます。そのため,条件を満たしているかどうかに関係なく,パッケージはクライアントにダウンロードされます。

図2-16 [ソフトウェア条件]パネル

[図データ]

<この項の構成>
(1) ソフトウェア条件

(1) ソフトウェア条件

リモートインストールの前提とするソフトウェアの条件式を作成します。条件を設定して[追加]ボタンをクリックすると,条件式がリストに表示され,有効になります。

(a) パッケージ名/パッケージID

前提とするソフトウェアを,パッケージ名で特定するのか,パッケージ識別IDで特定するのかを選択します。デフォルトは「パッケージ名」です。

その後,テキストボックスでパッケージ名またはパッケージ識別IDを設定してください。一覧から選択することもできます。設定できるパッケージ名(パッケージ識別ID)は,JP1/NETM/DMでリモートインストールしたパッケージと,「ソフトウェア情報の取得」ジョブで取得したソフトウェアのパッケージ名(パッケージ識別ID)です。ワイルドカードなどは使用できません。

(b) 条件

ソフトウェアのインストールの有無およびバージョンなどのチェック条件を設定します。

未インストール
指定したソフトウェアが,中継システムまたはクライアントにないことを条件としてリモートインストールします。
インストール済
指定したソフトウェアが,中継システムまたはクライアントにインストールされていることを条件としてリモートインストールします。比較値,バージョン,および世代番号の組み合わせで,前提となるソフトウェアの条件を指定してください。一つの式で使用できる比較値は一つだけです。
比較
次で設定するバージョン,世代番号に合わせて,比較値を選択します。例えば,「<」を選択すると,次で設定するバージョンよりも古いバージョンのソフトウェアがクライアントにあるときに,リモートインストールされます。
バージョン
比較したいバージョンを選択または入力します。
世代番号
比較したい世代番号を選択または入力します。世代番号がない場合は,特に設定する必要はありません。
例えば,「PROGRAM<0200」という条件を指定した場合,0200より古いバージョンの「PROGRAM」がインストールされているクライアントに対して,リモートインストールが実行されます。

ソフトウェア条件を設定してパッケージをインストールする場合は,配布先のセットアップの[インストールオプション]パネルで,「パッケージのインストールエラー時にインストール履歴を保管する」チェックボックスをオンにしておくことをお勧めします。詳細については,マニュアル「構築ガイド」の「6.2.11 [インストールオプション]パネル」を参照してください。