JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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4.2 JP1/NETM/DMシステムを導入する

新規にJP1/NETM/DMを導入するには,JP1/NETM/DMのシステム構成や,導入するネットワーク環境など,さまざまな内容を検討した上で,JP1/NETM/DMをインストールする必要があります。ここでは,基本的なJP1/NETM/DMシステムを構築するために必要な手順を説明します。

JP1/NETM/DMシステムは,次の手順で導入します。

  1. 導入するJP1/NETM/DMシステムを検討する。
  2. データベースサーバを構築する。
  3. 管理サーバにJP1/NETM/DM Managerをインストールする。
  4. 中継するサーバにJP1/NETM/DM Client(中継システム)をインストールする。
  5. クライアントにJP1/NETM/DM Client(クライアント)をインストールする。
<この節の構成>
(1) 導入するJP1/NETM/DMシステムを検討する
(2) データベースサーバを構築する
(3) 管理サーバにJP1/NETM/DM Managerをインストールする
(4) 中継するサーバにJP1/NETM/DM Client(中継システム)をインストールする
(5) クライアントにJP1/NETM/DM Clientをインストールする
(6) 注意事項

(1) 導入するJP1/NETM/DMシステムを検討する

導入するJP1/NETM/DMシステムのシステム構成やネットワーク環境について,あらかじめ検討しておきます。

(2) データベースサーバを構築する

配布管理システムのリレーショナルデータベースに,Microsoft SQL ServerまたはOracleを使用する場合,JP1/NETM/DMをインストールする前に,データベースのサーバを構築しておく必要があります。ただし,リレーショナルデータベースにEmbedded RDBを使用する場合は,データベースサーバを構築する必要はありません。

(3) 管理サーバにJP1/NETM/DM Managerをインストールする

JP1/NETM/DMシステムを統括する管理サーバに,配布管理システム(JP1/NETM/DM Manager)をインストールします。

(4) 中継するサーバにJP1/NETM/DM Client(中継システム)をインストールする

部門ごとの管理サーバなどに,中継システム(JP1/NETM/DM Client)をインストールします。

なお,JP1/NETM/DM Managerを中継するシステム(中継マネージャ)としてJP1/NETM/DMシステムを構築することもできます。

(5) クライアントにJP1/NETM/DM Clientをインストールする

JP1/NETM/DMシステムの管理対象となるクライアントに,JP1/NETM/DM Clientをインストールします。

クライアントにJP1/NETM/DM Clientをインストールする場合,一台一台に媒体からインストールすると,膨大な手間と時間が掛かってしまいます。JP1/NETM/DMでは,JP1/NETM/DM Clientのインストールセットを作成して,インストール作業を自動化できます。なお,インストールセットを作成するには,「JP1/NETM/DM Administrator Kit」が必要です。

(6) 注意事項