JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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5.1.1 基本的なシステム構成の設計

ビルや事業所ごとに数十台〜数百台のクライアントがLANに接続されていて,各事業所間をWANで結ぶようなネットワークでは,JP1/NETM/DM Managerでシステム全体の配布・資産管理を行い,各拠点はJP1/NETM/DM Client(中継システム)で中継をする多階層構成が一般的です。

JP1/NETM/DM Client(中継システム)は,中継するシステムとしてだけでなく,同一LAN内のクライアントに対する配布管理システムとしても使用できます。

JP1/NETM/DMの基本的なシステム構成を次の図に示します。

図5-1 基本的なシステム構成例

[図データ]

なお,配布管理システムに直接接続できるクライアントの数は,ハードウェア環境にもよりますが,一般的に200台以内を推奨します。200台を超えるクライアントを管理する場合は,運用方法やネットワーク構成を考慮して,中継システムの配置を検討してください。

中継システムの配置の検討についての詳細は,「5.1.4 中継するシステムを使用したシステム構成の検討」を参照してください。