JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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5.1.5 使用できるデータベース

配布管理システムでは,パッケージ,ジョブの実行結果,インベントリ情報など,さまざまな情報をリレーショナルデータベースで管理しています。

JP1/NETM/DMでは,次に示すリレーショナルデータベースを使用できます。

これらのデータベースのどれを使用しても,JP1/NETM/DMの機能に差異はありません。環境に合わせて,使用するリレーショナルデータベースを選択してください。

<この項の構成>
(1) リレーショナルデータベースに必要なプログラム
(2) パッケージデータの格納先の選択

(1) リレーショナルデータベースに必要なプログラム

Microsoft SQL ServerまたはOracleを使用するときは,次に示すプログラムが必要です。

Embedded RDBを使用する場合は,リレーショナルデータベースが組み込まれているので,プログラムを準備する必要はありません。

リレーショナルデータベースを使用したシステム構成や注意事項については,マニュアル「構築ガイド」の「7. リレーショナルデータベースを設定する」を参照してください。

(2) パッケージデータの格納先の選択

JP1/NETM/DMは管理情報をリレーショナルデータベースで管理していますが,配布するパッケージデータだけをファイルシステムに格納するようにできます。

パッケージデータの格納先は,JP1/NETM/DM Managerのインストール時に,[パッケージ格納方法の選択]ダイアログボックスで設定します。

格納先による違いは次のとおりです。目的に合った格納先を選択してください。

リレーショナルデータベースに格納した場合
JP1/NETM/DMの管理情報のバックアップが容易になります。
ファイルシステムに格納した場合
リレーショナルデータベースへ格納したときに比べ,リモートインストール時のパッケージ転送の性能が向上します。