JP1/Advanced Shell

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6.1 デバッガとは

デバッガとは,プログラムのデバッグを支援するツールです。JP1/Advanced Shellでは,ジョブ定義スクリプトファイルに対するデバッガを利用できます。デバッガは,Windowsの開発環境でのGUIおよびUNIXの実行環境でのCUIで使用できます。GUIではJP1/Advanced Shellエディタのボタン,メニューおよびショートカットキーを使用して,CUIではデバッガのコマンドを使用して,デバッガから応答を得ることで,対話的にジョブ定義スクリプトファイルをデバッグできます。

デバッガを利用すると次のことができます。

デバッグの実行の概要について次の2つの図に示します。

図6-1 デバッグの実行の概要(GUIの場合)

[図データ]

  1. エディタからジョブ定義スクリプトをデバッグします。
  2. ブレークポイントを設定します。
  3. ジョブ定義スクリプトを実行するとブレークポイントで停止します。
  4. デバッグを中止します。
 

図6-2 デバッグの実行の概要(CUIの場合)

[図データ]

  1. adshexecコマンドの-dオプションを入力すると,デバッガを起動します。
  2. breakコマンドを入力すると,ブレークポイントが設定されます。
  3. runコマンドを入力すると,ジョブ定義スクリプトを実行してブレークポイントで停止します。
  4. continueコマンドを入力すると,ブレークポイントから継続実行されます。
  5. killコマンドを入力すると,ジョブ定義スクリプトを終了します。
  6. quitコマンドを入力すると,デバッガを終了します。
<この節の構成>
6.1.1 GUIでのデバッグ【Windows限定】
6.1.2 CUIでのデバッグ【UNIX限定】
6.1.3 デバッガのコマンド一覧【UNIX限定】
6.1.4 GUIデバッガの機能一覧【Windows限定】
6.1.5 ジョブ定義スクリプトの構成要素に対する停止可否

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