uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

付録H.3 帳票のサイズチェック機能

帳票のサイズチェックを実施するようカスタマイズできます。

これは,添付ファイルのサポートによって帳票のサイズが長大になり,申請中にサーバダウンなどの重大なエラーが発生しないためです。

帳票のサイズは,各JSPファイルからBLCRequestDataクラスのAPIをスローしたタイミングでチェックできます。帳票のサイズは,javax.servlet.ServletRequest#getContentLengthの値です。添付ファイルの最大ファイルサイズの値より大きくなることに注意してください。

環境設定
帳票のサイズチェックを利用する場合,BLCプロパティファイルにBLCMaxRequestSizeキーを指定してください。BLCMaxRequestSizeキーに指定されている値と,帳票のサイズが比較されます。
なお,帳票のサイズチェックを実施しない場合は,BLCMaxRequestSizeキーを削除してください。
BLCMaxRequestSizeキーについては,「付録E.1(4) プロパティ情報一覧」を参照してください。
usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)のwebserver.connector.limit.max_post_form_dataキーで指定するPOSTリクエストのフォームデータの最大サイズについて
帳票のサイズがwebserver.connector.limit.max_post_form_dataキーに指定した値を超えると,ステータスコード413(Request Entity Too Large)エラーが返却されます。
webserver.connector.limit.max_post_form_dataキー省略時のデフォルトは2,097,152バイトとなります。添付ファイルのある帳票のように2,097,152バイト以上のサイズの大きい帳票を扱う場合はwebserver.connector.limit.max_post_form_dataキーを必ず指定してください。
また,BLCMaxRequestSizeキーに指定する値はwebserver.connector.limit.max_post_form_dataキーに指定した値を超えないようにしてください。