uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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19.1.2 機能の概要(案件の振り替え機能)

案件の振り替え機能を使用して,次のとおり案件を振り替えることができます。

案件の振り替え機能の概要を次の表に示します。

表19-2 案件の振り替え機能の概要

機能 概要
代行者または振替作業者の設定 利用者は,自分の案件を代わりに処理する代行者または振替作業者を設定できます。
利用者が所属する組織およびその配下の組織の中で,代行者または振替作業者の代行権限を持つユーザを選択できます。
代行案件の処理 代行者は,振り替えられた案件を処理できます。
案件が振り替えられると,代行者の受信ボックスに案件が表示されます。
案件の振り替え 代行者は,利用者の案件を自分に振り替えることができます。
また,振替作業者は,案件の作業をほかのユーザや自分に振り替えることができます。
共有トレイの作成 システム管理者および共有トレイ管理者は,指定した組織に共有トレイを作成できます。
作業の分担 共有トレイ利用者は,共有トレイにある案件をほかのユーザに振り替えることができます。
共有トレイは,登録された共有トレイ利用者だけが利用できます。
注※
次の状態のときに案件を振り替えると,振り替え前と振り替え後のユーザが同じ案件に対して処理可能な状態となります。
  • 振り替え前のユーザが,該当案件を受信ボックスに表示している状態
  • 振り替え前のユーザが,該当案件の帳票を開いている状態
このとき,振り替え前と振り替え後のユーザが同じ案件を同時に処理すると,先に案件を処理したユーザが処理したものとして扱われ,あとで処理しようとしたユーザはエラーとなります。