uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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5.6.2 メッセージプロパティファイルのカスタマイズ

メッセージプロパティファイルは,BLC実行環境で発生する,BLCメッセージ内容,および表示テキストをカスタマイズするファイルです。テキストを変更する場合は,BLCシステムが出力するメッセージの要因および対処を十分理解した上で,カスタマイズしてください。テキストを追加する場合は,50000〜59999の範囲で指定してください。

メッセージプロパティファイルの構成を次に示します。

カスタマイズを行う前に,メッセージプロパティファイルをバックアップ用に,コピーしておいてください。

<この項の構成>
(1) ファイル名と格納先
(2) 書式
(3) カスタマイズの手順
(4) 注意事項

(1) ファイル名と格納先

メッセージプロパティファイルのファイル名は,「BLCmessage.properties」です。BLCmessage.propertiesファイルは,アプリケーションサーバの次のディレクトリに格納されています。

(2) 書式

メッセージプロパティファイル内の記述形式を次に示します。

Message Id = Message Text
Message Id
メッセージ識別コードです。「付録I.4 電子フォームワークフローメッセージ」のエラーメッセージの番号(「KDLC nnnn-Z」の「nnnn」,または「KDLC nnnnn-Z」の「nnnnn」)と同じです。
ユーザ任意のIDを新規に付加してメッセージテキストを登録する場合は,次の範囲でIDを登録してください。
  • 1〜9999:システムで予約されています。
  • 10000〜49999:関連製品で予約されています。
  • 50000〜59999:ユーザが任意に使えます。
Message Text
メッセージテキストです。テキスト中の"%s"(半角2バイト)は,埋め字として処理されます。
入力する文字は,基本的に全角文字を使用し,","や"。"などの記号も全角を使用します。半角かたかなおよび半角記号は,なるべく使用しないでください。
Message IdとMessage Textは,"="(半角)で区切ります。Message Text部に"="が含まれていても,テキストの一部と解釈され,区切りの"="とはみなされません。また,区切りの"="の前後に半角スペースが入力されている場合は無視されますが,Message Text部に半角スペースを入力した場合は有効となります。ただし,Message Text部に半角スペースを連続して入力した場合は,ブラウザによって無視されることがあります。

(3) カスタマイズの手順

メッセージプロパティファイルは,Unicodeコード文字エンコーディングされた値で構成されたファイルである必要があります。

メッセージプロパティファイルをカスタマイズする場合,一度ネイティブコードのテキストファイルに変換し,テキストファイルを編集します。編集したテキストファイルをUnicodeコード文字エンコーディングされた値で構成されたファイルに変換すると,編集した内容が有効になります。

変換には,Cosminexusに付属のJDKコマンド(native2asciiコマンド)を使用します。native2asciiコマンドの実行例を次に示します。

操作手順

  1. BLCで提供するメッセージプロパティファイル(BLCmessage.properties)を,ネイティブコードのテキストファイル(BLCmessage.txt)に変換します。

    [図データ]

  2. ネイティブコードのテキストファイル(BLCmessage.txt)の内容を編集します。
  3. 編集したネイティブコードのテキストファイル(BLCmessage.txt)を,Unicodeコード文字エンコーディングされた値で構成されたファイルに変換します。

    [図データ]

(4) 注意事項