uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説
この節では,ビジネスプロセス定義,画面HTML,またはユーザ追加処理が変更された場合に,BLC帳票を再生成する方法を説明します。
ここでは,例題の帳票「販売契約稟議」の画面HTMLを変更した例を挙げて,BLC帳票を再生成する手順を説明します。
- <この節の構成>
- (1) 例題の内容
- (2) 帳票を再生成する手順
帳票「販売契約稟議」の帳票モジュール「販売契約」の画面HTMLに,帳票モジュール項目「趣旨」を次の図のように追加します。
図3-6 「趣旨」を追加した画面HTML
(2) 帳票を再生成する手順
帳票を再生成する手順を説明します。
操作手順
- メイン画面で[ファイル]−[開く]を選択すると表示される[帳票IDの選択]ダイアログで,帳票IDを選択します。
メイン画面に,選択した帳票の定義内容が表示されます。
この例題では,帳票「販売契約稟議」の帳票IDを選択してください。
- 帳票IDの下に表示されている帳票モジュールIDのうち,変更したい画面HTMLに対応する帳票モジュールIDをダブルクリックします。
[帳票モジュール定義]画面が開きます。
この例題では,帳票モジュール「販売契約」の帳票モジュールID「SalesContract」を選択してください。
- [基本情報]タブの[帳票モジュールHTML]領域で[参照]ボタンをクリックします。
[帳票モジュールHTMLファイルの選択]ダイアログが表示されます。
- 変更した画面HTMLファイルを選択します。
この例題では,"販売契約.htm"を選択してください。
- [開く]ボタンをクリックします。
[帳票モジュールHTMLファイルの選択]ダイアログが閉じて,[帳票モジュール]タブに戻ります。このとき,変更した画面HTMLが再度読み込まれます。
- [帳票モジュール定義]画面で,追加した帳票モジュール項目「趣旨」について必要な情報を定義します。
[項目入力・表示制御]タブ,[項目プロパティ]タブ,[項目グループ]タブ,および[DBアクセス定義]タブで,帳票モジュール項目「趣旨」について必要な情報を定義します。
この例題では,[項目プロパティ]タブで「Content」を編集し,項目名を「Contentオブジェクト」から「趣旨」に変更してください。
操作手順の詳細は,「3.2.5 帳票モジュール定義を作成する」を参照してください。
- [OK]ボタンをクリックします。
[帳票モジュール定義]画面が閉じて,メイン画面に戻ります。このとき,帳票モジュール定義の変更が帳票定義に反映されます。
- 帳票ファイル(JSP形式)を再生成します。
操作手順の詳細は,「3.2.6 帳票ファイル(JSP形式)を生成する(BLC帳票の場合)」を参照してください。
これで,帳票「販売契約稟議」の再生成が完了しました。
- 帳票ファイル(JSP形式)を一度に再生成するには
- 例題のように,帳票モジュール定義に変更があった場合は,その帳票モジュールを部品として使っているすべての帳票ファイル(JSP形式)を一度に再生成することもできます。
- 帳票モジュールを部品として使用する方法の詳細は,「2.1.1(2)(g) 帳票モジュールの部品化機能」を参照してください。
- 帳票ファイル(JSP形式)を一度に再生成する手順を次に示します。
- 操作手順
- メイン画面の[構成一覧]領域で,変更した帳票モジュールを選択します。
- [生成]−[関連する帳票ファイルの再生成]を選択するか,または右クリックすると表示されるメニューから[関連する帳票ファイルの再生成]コマンドを選択します。
その帳票モジュールを使っているすべての帳票定義が検索されて,各帳票定義の帳票ファイル(JSP形式)が再生成されます。
- なお,帳票ファイル(JSP形式)を再生成したあとは,各定義(帳票定義,帳票モジュール定義,およびDBアクセス定義)の内容を,各定義の画面ですべて見直す必要があります。
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