uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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3.3 帳票を再生成する(BLC帳票の場合)

この節では,ビジネスプロセス定義,画面HTML,またはユーザ追加処理が変更された場合に,BLC帳票を再生成する方法を説明します。

ここでは,例題の帳票「販売契約稟議」の画面HTMLを変更した例を挙げて,BLC帳票を再生成する手順を説明します。

<この節の構成>
(1) 例題の内容
(2) 帳票を再生成する手順

(1) 例題の内容

帳票「販売契約稟議」の帳票モジュール「販売契約」の画面HTMLに,帳票モジュール項目「趣旨」を次の図のように追加します。

図3-6 「趣旨」を追加した画面HTML

[図データ]

(2) 帳票を再生成する手順

帳票を再生成する手順を説明します。

操作手順

  1. メイン画面で[ファイル]−[開く]を選択すると表示される[帳票IDの選択]ダイアログで,帳票IDを選択します。
    メイン画面に,選択した帳票の定義内容が表示されます。
    この例題では,帳票「販売契約稟議」の帳票IDを選択してください。
  2. 帳票IDの下に表示されている帳票モジュールIDのうち,変更したい画面HTMLに対応する帳票モジュールIDをダブルクリックします。
    [帳票モジュール定義]画面が開きます。
    この例題では,帳票モジュール「販売契約」の帳票モジュールID「SalesContract」を選択してください。
  3. [基本情報]タブの[帳票モジュールHTML]領域で[参照]ボタンをクリックします。
    [帳票モジュールHTMLファイルの選択]ダイアログが表示されます。
  4. 変更した画面HTMLファイルを選択します。
    この例題では,"販売契約.htm"を選択してください。
  5. [開く]ボタンをクリックします。
    [帳票モジュールHTMLファイルの選択]ダイアログが閉じて,[帳票モジュール]タブに戻ります。このとき,変更した画面HTMLが再度読み込まれます。
  6. [帳票モジュール定義]画面で,追加した帳票モジュール項目「趣旨」について必要な情報を定義します。
    [項目入力・表示制御]タブ,[項目プロパティ]タブ,[項目グループ]タブ,および[DBアクセス定義]タブで,帳票モジュール項目「趣旨」について必要な情報を定義します。
    この例題では,[項目プロパティ]タブで「Content」を編集し,項目名を「Contentオブジェクト」から「趣旨」に変更してください。
    操作手順の詳細は,「3.2.5 帳票モジュール定義を作成する」を参照してください。
  7. [OK]ボタンをクリックします。
    [帳票モジュール定義]画面が閉じて,メイン画面に戻ります。このとき,帳票モジュール定義の変更が帳票定義に反映されます。
  8. 帳票ファイル(JSP形式)を再生成します。
    操作手順の詳細は,「3.2.6 帳票ファイル(JSP形式)を生成する(BLC帳票の場合)」を参照してください。

これで,帳票「販売契約稟議」の再生成が完了しました。

帳票ファイル(JSP形式)を一度に再生成するには
例題のように,帳票モジュール定義に変更があった場合は,その帳票モジュールを部品として使っているすべての帳票ファイル(JSP形式)を一度に再生成することもできます。
帳票モジュールを部品として使用する方法の詳細は,「2.1.1(2)(g) 帳票モジュールの部品化機能」を参照してください。
帳票ファイル(JSP形式)を一度に再生成する手順を次に示します。
操作手順
  1. メイン画面の[構成一覧]領域で,変更した帳票モジュールを選択します。
  2. [生成]−[関連する帳票ファイルの再生成]を選択するか,または右クリックすると表示されるメニューから[関連する帳票ファイルの再生成]コマンドを選択します。
    その帳票モジュールを使っているすべての帳票定義が検索されて,各帳票定義の帳票ファイル(JSP形式)が再生成されます。
なお,帳票ファイル(JSP形式)を再生成したあとは,各定義(帳票定義,帳票モジュール定義,およびDBアクセス定義)の内容を,各定義の画面ですべて見直す必要があります。