uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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2.2.3 帳票ジェネレータ(BLSG)機能のデータフロー

帳票ジェネレータ(BLSG)機能のプログラム,ファイル,およびEclipse間のデータフローを次に示します。

図2-14 帳票アプリケーション開発作業のデータの流れ

[図データ]

注※1
  • BLC帳票の場合
    帳票定義情報リポジトリには,HTML情報とビジネスプロセス定義の一部情報が格納され,再利用できます。このため,HTMLファイルに変更がない場合,2回目以降のBLC帳票生成時は,帳票ジェネレータ(BLSG)機能にHTML情報を入力する必要はありません。ビジネスプロセス定義も同様です。
  • EUR Form連携帳票の場合
    帳票定義情報リポジトリには,帳票コントロール情報の一部とビジネスプロセス定義の一部情報が格納され,再利用できます。このため,EUR Form帳票ファイルに変更がない場合,2回目以降のEUR Form連携帳票生成時は,帳票ジェネレータ(BLSG)機能に送信ユニット情報の一覧表ファイルを入力する必要はありません。ビジネスプロセス定義も同様です。
注※2
帳票ジェネレータ(BLSG)機能が作成したDBアクセス定義ファイル(定義用)は,別の帳票を作成するときのDBアクセス定義情報として再利用できます。つまり,帳票ジェネレータ(BLSG)機能でのDBアクセス定義時に,すでに作成されたDBアクセス定義ファイル(定義用)を入力することもできます。
注※3
条件定義の機能を使用して定義内容を変更した場合,ビジネスプロセス定義ファイルおよび振り分けルール定義ファイルが変更されます。ファイルが変更された場合,CSCIW-Definerで定義内容を確認する必要があります。なお,BLSGでは階層定義を使用しているビジネスプロセス定義を読み込むことができません。CSCIW-Definerで階層定義を使用しないよう,描画しているフロー定義のオブジェクトの配置を工夫してください。

 

図の説明
  1. 帳票ジェネレータ(BLSG)機能に入力するデータ「HTMLファイル」(BLC帳票を使う場合だけ),「送信ユニット情報の一覧表ファイル」(EUR Form連携帳票を使う場合だけ),および「ビジネスプロセス定義ファイル」を帳票ジェネレータ(BLSG)機能に入力します。「HTMLファイル」,「送信ユニット情報の一覧表ファイル」,および「ビジネスプロセス定義ファイル」は,インストールフォルダの下のデータフォルダに格納しておいてください。
    データフォルダの詳細は,「付録E.3 帳票ジェネレータ(BLSG)機能の出力情報」を参照してください。
  2. 帳票ジェネレータ(BLSG)機能で定義を作成し,帳票定義情報リポジトリおよびDBアクセス定義ファイル(定義用)をデータフォルダに保存します。
  3. 帳票定義情報リポジトリに格納された情報,およびDBアクセス定義ファイル(定義用)は再利用できます。
  4. 帳票定義情報リポジトリに格納された情報,およびDBアクセス定義ファイル(定義用)を入力して,帳票ジェネレータ(BLSG)機能で帳票ファイル(JSP形式)を生成します。
  5. 帳票ファイル(JSP形式)を生成するときのログファイルが,データフォルダの下の作業フォルダに出力されます。
  6. 帳票ジェネレータ(BLSG)機能で生成したファイル(「帳票登録用定義ファイル」,「帳票ファイル(JSP形式)」,および「DBアクセス定義ファイル(実行用)」)が生成ファイル出力フォルダに出力されます。
  7. 6.で出力されたファイルを開発環境マシンにコピーします。
  8. EUR Form帳票を開発環境マシンにコピーします。
  9. 開発環境マシンのEclipseで,Webプロジェクトを生成します。
  10. Webプロジェクトをアプリケーションサーバにコピーして,Eclipseでアプリケーションサーバにデプロイします。