1.2.3 PDE - Electronic Document Optionの特長
PDE - Electronic Document Optionによって,PDE for Openの機能にPDF変換機能が追加され,データの変換種別としてPDFが利用できるようになります。
- 〈この項の構成〉
(1) オープン環境の業務プログラムからPDF出力できます
メインフレームで出力していた帳票をPDFファイルに出力でき,Adobe Readerを利用して帳票を表示できます。なお,PDFファイルはAdobe Acrobatで正常に編集できることを保証するものではありません。
(2) 作成したPDFファイルを電子帳票システムに自動登録できます
HOPSS3/AS REV/OSEや活文Contents Lifecycle Managerと連携することで,作成したPDFファイルを電子帳票システムに自動登録できます。
(3) 作成するPDFファイルに対してセキュリティを付与できます
PDE - Access Control Optionと連携することで,PDE - Electronic Document Optionが出力するPDFファイルに対してセキュリティ(印刷などの制限やパスワードを使用した暗号化)を与えられます。詳細は,「12. PDE - Access Control Option」を参照してください。
(4) 配布先別にPDFファイルの分割ができます
配布先別にPDFファイルを分割し,簡易な仕分けができます。PDFファイルを分割することによる効果を次に示します。
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分割単位にフォルダを分けて出力することで,適切な単位でのファイル管理を実現できます。
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分割単位に配布先コードを分けてHOPSS3/AS REV/OSEや活文Contents Lifecycle Managerへデータを登録することで,適切な単位でのファイル管理を実現できます。
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分割単位にPDFセキュリティを分けて設定することで,適切な単位でセキュリティを与えられます。
(5) 変換処理が完了するタイミングで,任意の処理を後処理UOCとして実行できます。
変換処理が完了するタイミングで,任意の処理を後処理UOC として実行できます。UOCはWindowsアプリケーション(WinMain),またはバッチやスクリプトとして作成できます。
詳細については「9.3 後処理UOCによる操作(変換種別がGDI,PostScriptまたはPDFの場合)」を参照してください。