ソートマージ

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14.1.1 32ビット版SORT EEの環境変数

<この項の構成>
(1) EXSORTDATEOPT
(2) EXSORTSORTTMPDIR
(3) EXSORTMERGETMPDIR
(4) EXSORTWORKSIZE
(5) EXSORTMSGOPT
(6) EXSORTMSGFILE
(7) EXSORTMGTOPT
(8) EXSORTDUPOPT
(9) EXSORTIOSIZE
(10) EXSORTINPIOSIZE
(11) EXSORTOUTIOSIZE
(12) EXSORTSORTTMPIOSIZE
(13) EXSORTMERGETMPIOSIZE
(14) EXSORT_HI_WORKSIZE
(15) EXSORTBOMLNGIN
(16) EXSORTBOMLNGOUT
(17) EXSORTBOMGETPUT
(18) EXSORTSTRINGDIR
(19) EXSORTSUPPRESSSPLITMSG
(20) EXSORTSUPPRESSCATMSG
(21) EXSORTNOCREATEZEROFILE
(22) EXSORTCATINPNOERR
(23) EXSORTFILESPLITNUMB
(24) EXSORTSPLITNUMBONE
(25) EXSORTSPLITTMPDIR
(26) EXSORTSPLITTMPIOSIZE
(27) EXSORTCATNAMESEQ(Windowsの場合)
(28) EXSORTOVFERROPT
(29) EXSORTGOPTION
(30) EXSORTPACKSIGNTYPE
(31) EXSORTUNPACKDATATYPE
(32) EXSORTDELBLANKLINE
(33) EXSORTOUTFILENUMUNLIMIT【08-50以降】
(34) EXSORTPRMSIZEUNLIMIT【08-50以降】
(35) EXSORTOUTFILENODUPCHK【08-50以降】
(36) EXSORTLOGSUPPRESS【08-50以降】

(1) EXSORTDATEOPT

日付(英数字)項目でソートするときに最小値とする基準年を指定できます。この指定は,キーまたは比較項目に日付属性「g」を指定した場合だけ有効となります。

環境変数名 : EXSORTDATEOPT
指定値   : 基準年度

基準年度には,西暦下2桁の数値を,1〜2桁の10進数で指定します。

基準年度はキーの比較時に,指定した値を年度の先頭に位置づけ,それより小さい値には,100を加えた値を設定します。

環境変数EXSORTDATEOPTおよび-dateoptパラメタの両方を省略した場合は,「70」が設定されます。

「0」を指定した場合は,文字項目で処理した結果と同じとなります。

コマンドでの指定方法については,「5.14 -dateoptパラメタ」を参照してください。

(2) EXSORTSORTTMPDIR

ソート用一時ファイルを割り当てるディレクトリを指定できます。この指定は,ソート機能の実行時だけ有効となります。

コマンドでの指定方法については,「5.11 -sorttmpdirパラメタ」を参照してください。

環境変数名 : EXSORTSORTTMPDIR
指定値   : ソート用一時ファイルのディレクトリ名

(3) EXSORTMERGETMPDIR

マージ用一時ファイルを割り当てるディレクトリを指定できます。この指定は,ソート機能の実行時だけ有効となります。

コマンドでの指定方法については,「5.12 -mergetmpdirパラメタ」を参照してください。

環境変数名 : EXSORTMERGETMPDIR
指定値   : マージ用一時ファイルのディレクトリ名

(4) EXSORTWORKSIZE

ソート機能で使用するワークバッファのサイズを指定します。この指定は,ソート機能の実行時だけ有効となります。

コマンドでの指定方法,優先順位,および注意事項については,「5.13 -worksizeパラメタ」を参照してください。

環境変数名 : EXSORTWORKSIZE
指定値   :{ ワークバッファサイズ | AUTO [,最大ワークバッファサイズ] |
INCORE [,最大ワークバッファサイズ] }

ワークバッファサイズ
ワークバッファサイズはMB単位の1〜4桁の数字で指定します。
指定できる範囲は,1〜2,000です。

AUTO
自動で見積もりしたワークバッファサイズが適用されます(アウトコアソート対応)。

INCORE
自動で見積もりしたワークバッファサイズが適用されます(インコアソート対応)。

最大ワークバッファサイズ
ソート処理で使用するワークバッファサイズの最大値を指定します。
最大ワークバッファサイズはMB単位の1〜4桁の数字で指定します。
指定できる範囲は,1〜2,000です。
指定を省略した場合は2,000(MB)を仮定します。

(5) EXSORTMSGOPT

コマンド実行時のメッセージ出力オプションを指定します。指定値と意味は,OSによって異なります。

環境変数名 : EXSORTMSGOPT
指定値   : オプション番号

環境変数EXSORTMSGOPTを省略した場合は,SORT環境ファイルのmsg_optオプションの指定を有効とします。環境変数およびSORT環境ファイルのどちらも省略した場合は,0(ゼロ)を設定します。

各オプションの意味を,次の表に示します。

オプション番号 意味
0 すべてのメッセージを画面に表示する。
1 エラーメッセージだけを画面に表示する。
2 すべてのメッセージを画面に表示しない。
3 メッセージを画面に表示しないで,環境変数EXSORTMSGFILEまたは環境ファイルのmsg_fileオプションで指定したファイルに,すべてのメッセージを出力する。
4 メッセージを画面に表示しないで,環境変数EXSORTMSGFILEまたは環境ファイルのmsg_fileオプションで指定したファイルに,エラーメッセージだけを出力する。
5 イベントログファイルにすべてのメッセージを出力する。
6 イベントログファイルにエラーメッセージだけを出力する。
7 標準エラーファイルにすべてのメッセージを出力する。
8 標準エラーファイルにエラーメッセージだけを出力する。
9 すべてのメッセージを標準出力ファイルに出力する。
10 エラーメッセージだけを標準出力ファイルに出力する。
11 正常終了メッセージだけを標準出力ファイルに出力する。
12 正常終了メッセージだけを画面に表示する。
13 正常終了メッセージだけを環境変数EXSORTMSGFILEまたは環境ファイルのmsg_fileオプションで指定したファイルに出力する。
14 正常終了メッセージだけをイベントログファイルに出力する。
15 正常終了メッセージだけを標準エラーファイルに出力する。
16 正常終了メッセージを標準出力ファイルに,エラーメッセージを標準エラーファイルに出力する。

注※
出力ファイルが標準出力ファイルでない場合だけ,メッセージを標準出力ファイルに出力します。出力ファイルが標準出力ファイルの場合は,標準エラーファイルに表示します。

指定を省略した場合は,7を設定します。各オプションの意味を,次の表に示します。

オプション番号 意味
2 すべてのメッセージを画面に表示しない。
3 環境変数EXSORTMSGFILEで指定したファイルに,すべてのメッセージを出力する。
4 環境変数EXSORTMSGFILEで指定したファイルに,エラーメッセージだけを出力する。
7 標準エラーファイルにすべてのメッセージを出力する。
8 標準エラーファイルにエラーメッセージだけを出力する。
9 すべてのメッセージを標準出力ファイルに出力する。
10 エラーメッセージだけを標準出力ファイルに出力する。
11 正常終了メッセージだけを標準出力ファイルに出力する。
13 正常終了メッセージだけを環境変数EXSORTMSGFILEで指定したファイルに出力する。
15 正常終了メッセージだけを標準エラーファイルに出力する。
16 正常終了メッセージを標準出力ファイルに,エラーメッセージを標準エラーファイルに出力する。

注※
出力ファイルが標準出力ファイルでない場合だけ,メッセージを標準出力ファイルに出力します。出力ファイルが標準出力ファイルの場合は,標準エラーファイルに表示します。

また,オプション番号「3」または「4」を指定したときの,ファイル出力時のメッセージ形式を次に示します。

yyyy/mm/dd△hh:mm:ss△[SORT△EE]△[xx…xx]△KBLSnnnn-x△△zzz…zzz

(凡例)
△:1文字の全角スペース
yyyy/mm/dd:メッセージ発行日(年/月/日)
hh:mm:ss:メッセージ発行時刻(時:分:秒)
[SORT△EE]:製品名
[xx…xx]:コマンドを実行したコンピュータ名称
KBLSnnnn-x:メッセージID
zzz…zzz:メッセージテキスト

(6) EXSORTMSGFILE

コマンド実行時のメッセージの出力先ファイル名を指定します。この指定は,環境変数EXSORTMSGOPTで「3」または「4」を指定した場合にだけ有効となります。

環境変数名 : EXSORTMSGFILE
指定値   : メッセージの出力先ファイル名

環境変数EXSORTMSGOPTが指定されている場合は,この指定を有効とします。

環境変数EXSORTMSGOPTが省略で,SORT環境ファイルmsg_optの指定を有効とした場合,SORT環境ファイルmsg_fileオプションに指定されたファイル名を有効とします。

(7) EXSORTMGTOPT

チェック機能の緩和に関するオプションを指定します。

各オプションの指定順序は任意です。複数のオプションを指定する場合,コンマ(,)で区切って指定します。コンマの前後に空白またはタブを入れないでください。

【指定例】

EXSORTMGTOPT=KEY_INVALID_NOCHK,SUM_INVALID_NOCHK

(a)〜(e)に示すオプションは,対応するコマンドオプションが用意されています。

コマンドの指定はEXSORTMGTOPTよりも優先度が高いため,これらのオプションのうち,どれかをexsortコマンドに指定した場合,EXSORTMGTOPTの指定はexsortコマンド指定に置き換わります。

例えば,「EXSORTMGTOPT=KEY_INVALID_NOCHK,DATE_INVALID_NOCHK」が指定されているシステムで,「-cmdopt SUMNOCHK」を指定したexsortコマンドを実行した場合,コマンド指定の「SUMNOCHK」だけが有効となります。

コマンドオプションについては,「表14-1 SORT EEに関係する環境変数(Windowsの場合)」または「表14-2 SORT EEに関係する環境変数(UNIXの場合)」を参照してください。

(a) KEY_INVALID_NOCHKオプション

キーまたは比較項目の属性が外部10進数または内部10進数の場合,入力データの形式が不正であってもエラーにしないオプションです。

機能の詳細は,「5.5.9 10進キーのチェックオプション(KEYNOCHKオプション)」を参照してください。

環境変数名 : EXSORTMGTOPT
指定値   : KEY_INVALID_NOCHK
(b) SUM_INVALID_NOCHKオプション

集約項目の属性が外部10進数または内部10進数の場合,入力データの形式が不正であってもエラーにしないオプションです。

機能の詳細は,「5.5.10 10進集約項目のチェックオプション(SUMNOCHKオプション)」を参照してください。

環境変数名 : EXSORTMGTOPT
指定値   : SUM_INVALID_NOCHK
(c) VKEY_POS_NOCHKオプション

キーの指定範囲のチェックを緩和するオプションです。

機能の詳細は,「5.5.11 キー位置のチェックオプション(POSNOCHKオプション)」を参照してください。

環境変数名 : EXSORTMGTOPT
指定値   : VKEY_POS_NOCHK
(d) DATE_INVALID_NOCHKオプション

年号に空白,Low_value(x'0000'),High_value(x'FFFF')などの値が設定されていても,エラーとしないオプションです。

機能の詳細は,「5.5.12 日付データのチェックオプション(DATENOCHKオプション)」を参照してください。

環境変数名 : EXSORTMGTOPT
指定値   : DATE_INVALID_NOCHK
(e) DATETIME_INVALID_NOCHKオプション

キーまたは比較項目の属性が日付時刻の場合,入力データの形式が不正であってもエラーにしないオプションです。

機能の詳細は,「5.5.13 日付時刻データのチェックオプション(DATETIMENOCHKオプション)」を参照してください。

環境変数名 : EXSORTMGTOPT
指定値   : DATETIME_INVALID_NOCHK
(f) LOCK_INVALIDオプション

SORT,SORT EE,COBOL,ISAMプログラムの処理間で,入出力ファイルのオープンモードを指定します。この指定はUNIXだけ有効となります。

機能の詳細は,「5.5.14 入出力ファイル共用・排他オプション(NOLOCK|EXCオプション)」を参照してください。

環境変数名 : EXSORTMGTOPT
指定値   : LOCK_INVALID

(8) EXSORTDUPOPT

重複レコードの入力順序保存機能を有効とします。この指定は,ソート機能の実行時だけ有効となります。

環境変数名 : EXSORTDUPOPT
指定値   : YES

(9) EXSORTIOSIZE

入力ファイル,出力ファイル,ソート用一時ファイル,およびマージ用一時ファイルに対する1回のI/Oサイズを指定します。

環境変数名 : EXSORTIOSIZE
指定値   : I/Oサイズ

I/Oサイズは10進数(単位はKB)で指定します。

指定できる範囲は,8〜32,768です。

(10) EXSORTINPIOSIZE

入力ファイルに対する1回のI/Oサイズを指定します。

環境変数名 : EXSORTINPIOSIZE
指定値   : I/Oサイズ

I/Oサイズは10進数(単位はKB)で指定します。

指定できる範囲は,8〜32,768です。

(11) EXSORTOUTIOSIZE

出力ファイルに対する1回のI/Oサイズを指定します。

環境変数名 : EXSORTOUTIOSIZE
指定値   : I/Oサイズ

I/Oサイズは10進数(単位はKB)で指定します。

指定できる範囲は,8〜32,768です。

(12) EXSORTSORTTMPIOSIZE

ソート用一時ファイルに対する1回のI/Oサイズを指定します。

環境変数名 : EXSORTSORTTMPIOSIZE
指定値   : I/Oサイズ

I/Oサイズは10進数(単位はKB)で指定します。

指定できる範囲は,8〜32,768です。

(13) EXSORTMERGETMPIOSIZE

マージ用一時ファイルに対する1回のI/Oサイズを指定します。

環境変数名 : EXSORTMERGETMPIOSIZE
指定値   : I/Oサイズ

I/Oサイズは10進数(単位はKB)で指定します。

指定できる範囲は,8〜32,768です。

(14) EXSORT_HI_WORKSIZE

ソート機能で使用するワークバッファのサイズを指定します。

exsortコマンドの-worksizeパラメタ,または環境変数「EXSORTWORKSIZE」の指定があっても,環境変数「EXSORT_HI_WORKSIZE」で指定された値を,ワークサイズとして置き換えます。

なお,この指定はソート機能の実行時だけ有効となります。

環境変数名 : EXSORT_HI_WORKSIZE
指定値   :{ ワークバッファサイズ | AUTO [,最大ワークバッファサイズ] |
INCORE [,最大ワークバッファサイズ] }

指定値は,「14.1.1(4) EXSORTWORKSIZE」を参照してください。

(15) EXSORTBOMLNGIN

Unicodeシグニチャ(以降,BOMと呼びます)の読み飛ばし機能を使用できます。

環境変数名 : EXSORTBOMLNGIN
指定値   : UNICODE

(16) EXSORTBOMLNGOUT

Unicodeシグニチャ(以降,BOMと呼びます)の付加機能を使用できます。

環境変数名 : EXSORTBOMLNGOUT
指定値   : {UTF8|UTF16LE|UTF16BE|UTF32LE|UTF32BE}

(17) EXSORTBOMGETPUT

Unicodeシグニチャ(以降,BOMと呼びます)の読み飛ばしおよび付加機能を使用できます。

環境変数名 : EXSORTBOMGETPUT
指定値   : AUTOBOM

(18) EXSORTSTRINGDIR

ソート用ワークバッファが不足した場合に,ワークバッファ内のストリング情報を退避する一時ファイルを作成するディレクトリを指定します。この環境変数を指定しない場合,ソート用一時ファイルのディレクトリに,ストリング情報格納一時ファイルが作成されます。この指定は,ソート機能の実行時だけ有効となります。また,ワークバッファが不足した場合にだけ,一時ファイルを作成します。

ワークバッファが不足してストリング情報格納一時ファイルを作成した場合,「KBLS1133-I ソート用ワークバッファサイズが不足しています。」のメッセージを出力します。KBLS1133-Iメッセージが出力された場合の原因と対処方法の詳細は,「付録K.4 SORTのメッセージ一覧」を参照してください。

環境変数名 : EXSORTSTRINGDIR
指定値   : ストリング情報格納一時ファイルディレクトリ

(19) EXSORTSUPPRESSSPLITMSG

ファイル分割終了時,KBLS1010-Iメッセージの出力を抑止します。この指定は,ファイル分割機能だけで有効となります。

環境変数名 : EXSORTSUPPRESSSPLITMSG
指定値   : YES

(20) EXSORTSUPPRESSCATMSG

ファイル連結終了時,KBLS1011-Iメッセージの出力を抑止します。この指定は,ファイル連結機能だけで有効となります。

環境変数名 : EXSORTSUPPRESSCATMSG
指定値   : YES

(21) EXSORTNOCREATEZEROFILE

ファイル分割後の出力ファイルに格納するレコード件数が0件の場合,出力ファイルの作成を抑止します。また,0件レコードであったことを示すKBLS1010-Iメッセージも抑止します。この指定は,ファイル分割機能だけで有効となります。

環境変数名 : EXSORTNOCREATEZEROFILE
指定値   : YES

(22) EXSORTCATINPNOERR

-catinpパラメタのfileオペランドで指定した入力ファイルの一部が存在しない場合でも,連結処理を続行します。この指定は,ファイル連結機能だけで有効となります。

環境変数名 : EXSORTCATINPNOERR
指定値   : YES

(23) EXSORTFILESPLITNUMB

ファイル分割時,出力ファイル名に付加する追番の桁数を指定します。この指定がない場合は,追番の桁数は8を設定します。

環境変数名 : EXSORTFILESPLITNUMB
指定値   : 追番の桁数

追番の桁数は1桁の数字で指定します。

指定できる値は,1〜8です。

(24) EXSORTSPLITNUMBONE

ファイル分割時,分割キーを指定しても出力ファイル名に付加する追番の個数は一個とします。

環境変数名 : EXSORTSPLITNUMBONE
指定値   : YES

(25) EXSORTSPLITTMPDIR

ファイル分割用一時ファイルのディレクトリを指定します。この指定は,均等分割情報によるファイル分割時だけで有効となります。

環境変数名 : EXSORTSPLITTMPDIR
指定値   : ファイル分割用一時ファイルのディレクトリ名

(26) EXSORTSPLITTMPIOSIZE

ファイル分割用一時ファイルに対する1回のI/Oサイズを指定します。

環境変数名 : EXSORTSPLITTMPIOSIZE
指定値   : I/Oサイズ

I/Oサイズは10進数(単位はKB)で指定します。

指定できる範囲は,8〜32,768です。

(27) EXSORTCATNAMESEQ(Windowsの場合)

ファイル連結時,-catinpパラメタでsuffixまたはprefixオペランドを指定した場合の入力ファイルの入力順対応コードを指定します。

環境変数名 : EXSORTCATNAMESEQ
指定値   : 入力ファイルの入力順対応コード

入力ファイルの入力順対応コードの指定値と意味については,「5.26.4 nameseqオペランド(Windowsの場合)」を参照してください。

(28) EXSORTOVFERROPT

集約機能で集約結果がオーバーフローした場合にエラーにします。

この指定は,集約機能だけ有効となります。

環境変数名 : EXSORTOVFERROPT
指定値   : YES

(29) EXSORTGOPTION

CSV日付属性「g」の桁修飾文字を変更するオプションです。

環境変数名 : EXSORTGOPTION
指定値   : YES

(30) EXSORTPACKSIGNTYPE

内部10進数の符号の範囲を変更するオプションです。

環境変数名 : EXSORTPACKSIGNTYPE
指定値   : {SE|MF}

(31) EXSORTUNPACKDATATYPE

外部10進数のデータ形式を変更するオプションです。

環境変数名 : EXSORTUNPACKDATATYPE
指定値   : {ASCII-1|ASCII-2|EBCDIK}

(32) EXSORTDELBLANKLINE

改行だけのデータがないレコード(空行)を削除して入力できるオプションです。

このオプションは,入力ファイル編成がテキストファイル,またはCSVファイルのときに有効となります。入力ファイル編成が固定長順編成ファイル,または可変長順編成ファイルの場合は,指定しても無視されます。

環境変数名 : EXSORTDELBLANKLINE
指定値   : YES

(33) EXSORTOUTFILENUMUNLIMIT【08-50以降】

出力ファイル(-outfile)パラメタの指定個数を制限なしにします。

指定できる-outfileパラメタの最小値および最大値については,「3.3.1 パラメタ」の表3-5を参照してください。環境ファイルの指定方法については,環境ファイル「15.1.1(24) EXS_OUTFILENUMUNLIMIT【08-50以降】」を参照してください。

環境変数名 : EXSORTOUTFILENUMUNLIMIT
指定値   : YES

(34) EXSORTPRMSIZEUNLIMIT【08-50以降】

exsortパラメタファイルのサイズを制限なしにします。

exsortパラメタファイルの形式については,「4.4.1 ファイル形式」を参照してください。環境ファイルの指定方法については,環境ファイル「15.1.1(25) EXS_PRMSIZEUNLIMIT【08-50以降】」を参照してください。

環境変数名 : EXSORTPRMSIZEUNLIMIT
指定値   : YES

(35) EXSORTOUTFILENODUPCHK【08-50以降】

出力ファイルパラメタ(-outfile,-catoutまたは-splitoutパラメタ)で指定された出力ファイル名の重複チェックを抑止します。

環境変数名 : EXSORTOUTFILENODUPCHK
指定値   : YES

(36) EXSORTLOGSUPPRESS【08-50以降】

exsortコマンドのコマンドログ情報,およびexsortコマンド実行時のリソース使用量などのレポート情報の出力を抑止し,ログ出力量の削減を図ります。抑止する情報は,指定されたexsortパラメタファイル,出力ファイル情報,および完了メッセージの一部です。

環境変数名 : EXSORTLOGSUPPRESS
指定値   : YES