SORT,SORT EE,COBOL,ISAMプログラムの処理間での入出力ファイルのオープンモードを指定します。
- EXC
- 入力ファイルを排他モードでオープンします。
- NOLOCK
- 入力ファイルおよび出力ファイルを,共用・排他なしでオープンします。
入力ファイルと出力ファイルのファイル状態とオープンの可否を次の表に示します。
- (入力ファイル)
command-option |
SORT EEでのOPENモード |
入力ファイルの状態 |
共用 |
排他 |
NOLOCK |
共用・排他なし |
○ |
○ |
指定なし |
共用 |
○ |
× |
EXC |
排他 |
× |
× |
- (出力ファイル)
command-option |
SORT EEでのOPENモード |
出力ファイルの状態 |
共用 |
排他 |
NOLOCK |
共用・排他なし |
○ |
○ |
指定なし |
排他 |
× |
× |
- (凡例)
- ○:ほかの処理でオープンできます。
- ×:ほかの処理でオープンできません。
このオプションを指定する場合は,次の点に注意してください。
- NOLOCKとEXCは背反です。両方のオプションを同時に指定した場合は,NOLOCKが有効となります。
- NOLOCK,EXCの両方を指定しなかった場合,環境変数「EXSORTMGTOPT(64ビット版は「EXSORT64MGTOPT」)」にLOCK_INVALIDオプションが指定されていればNOLOCK,指定がなければ共用と同じ扱いになります。
- NOLOCKを指定した場合,SORT,SORT EE,COBOL,ISAM間での入出力ファイルの共有・排他機能が無効となります。4製品で同一ファイルを指定して,同時実行した場合,入出力ファイルの内容は保証できません。
- 書き込みが許可されていないファイルは,排他モードでオープンできません(読み出しだけをする場合にも,書き込みの許可が必要となります)。
- すでにほかの処理でオープンされているファイルは,排他モードでオープンできません。
- NOLOCKオプションはUNIXにだけ有効です。Windowsで指定した場合は無視します。
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