ソートマージ

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15.1.1 環境ファイルに指定できる項目

環境ファイルに指定できる項目を次の表に示します。

表15-1 Exsortconf.iniファイルに設定できる項目

項番 項目 意味
1 EXS_LOGPATH exsortコマンドのログファイル「ExSORT.log」の出力先ディレクトリ名を指定します。ログファイルについては,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。
2 EXS_ALTSEQPATH altseq変換ファイル「exsort_altseq.txtファイル(64ビット版は「exsort64_altseq.txtファイル」)」が格納されているディレクトリ名を指定します。altseq変換ファイルについては「5.15 -altseqパラメタ」,または「付録G altseq変換ファイル(SORT EEの機能)」を参照してください。
3 EXS_COMPLETE_MSGOPT 完了メッセージオプションを指定します。完了メッセージオプションについては「19.1.4 完了メッセージオプション」を参照してください。
4 EXS_RECSEPA 入力レコードの改行文字を指定します。テキストファイルまたはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。
5 EXS_CELLSEPA 入力レコードのセルのデリミタ(区切り文字)を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。
6 EXS_QUOTTYPE セルの引用符文字を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。
7 EXS_CURRENCY 固定小数点の数値データに付ける通貨記号として,任意の1文字を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。
8 EXS_ROUND 固定小数点の数値データの小数部の丸め方式を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。
9 EXS_NULLSEQ ナル文字列が含まれる入力レコードを,先頭または末尾に配置するオプションを指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。
10 EXS_OUTRECSEPA 出力レコードの改行文字を指定します。テキストファイルまたはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。
11 EXS_PADDING 出力レコード長をそろえるためのパディング文字を指定します。
12 EXS_OUTCELLSEPA 出力レコードのセルのデリミタ(区切り文字)を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。
13 EXS_EXSORTDMP_OPT exsortrepo.logファイルに出力するレポートログに関するオプションです。レポートログのオプションについては,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。
14 EXS_KEYNUMMAX -keyパラメタに指定できるキーの最大個数と,合計長の倍数を指定します。
15 EXS_SUMNUMMAX -sumパラメタに指定できる集約項目の最大個数と,合計長の倍数を指定します。
16 EXS_SELNUMMAX includeとomitオペランドに指定できる選択条件式の最大個数と,比較項目の合計長の倍数を指定します。
17 EXS_CSVKEYNUMMAX -csvkeyパラメタに指定できるCSVキーの最大個数と,合計長の倍数を指定します。
18 EXS_CSVSUMNUMMAX -csvsumパラメタに指定できるCSV集約項目の最大個数と,合計長の倍数を指定します。
19 EXS_CSVSELNUMMAX csvincludeとcsvomitオペランドに指定できるCSV選択条件式の最大個数と,比較項目の合計長の倍数を指定します。
20 EXS_REPOLOG_FILESIZE exsortコマンドのレポートログファイル「exsortrepo.log」のファイルサイズをMB単位で指定します。レポートログファイルについては,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。
21 EXS_CODETYPE 入力データのエンコードを指定します。テキストファイル,またはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。
22 EXS_PACK_SIGNTYPE 内部10進数の符号タイプを指定します。
23 EXS_UNPACK_DATATYPE 外部10進数のデータ形式を指定します。
24 EXS_OUTFILENUMUNLIMIT 1コマンドで指定できる出力ファイル(-outfile)パラメタの個数制限をなしにするオプションです。
25 EXS_PRMSIZEUNLIMIT exsortパラメタファイルのサイズを制限なしにするオプションです。
26 EXS_DUMPLOG_FILESIZE exsortコマンドのダンプログファイル「exsortdmp」のファイルサイズをMB単位で指定します。ダンプログファイルについては,「19.1.2 デバッグ情報ファイル」を参照してください。

また,環境ファイルを作成するディレクトリを次の表に示します。

表15-2 Exsortconf.iniファイル作成ディレクトリ

OS Exsortconf.iniファイル作成ディレクトリ
Windows SORT EEインストール先ディレクトリ下のConfディレクトリ
【例】 C:\Program Files\HITACHI\ExSORT\Conf(32ビット版)
C:\Program Files\HITACHI\ExSORT64\Conf(64ビット版)
UNIX /opt/HIEXSORT/conf(32ビット版)
/opt/HIEXSORT64/conf(64ビット版)

SORT EEインストール時の環境ファイルの初期値は次のとおりです。上書きインストールの場合は,インストール前の内容が残ります。また,アンインストールでは環境ファイルは削除されません。

EXS_LOGPATH=
EXS_ALTSEQPATH=
EXS_COMPLETE_MSGOPT=
EXS_RECSEPA=
EXS_CELLSEPA=
EXS_QUOTTYPE=
EXS_CURRENCY=
EXS_ROUND=
EXS_NULLSEQ=
EXS_OUTRECSEPA=
EXS_PADDING=
EXS_OUTCELLSEPA=
EXS_EXSORTDMP_OPT=
EXS_KEYNUMMAX=
EXS_SUMNUMMAX=
EXS_SELNUMMAX=
EXS_CSVKEYNUMMAX=
EXS_CSVSUMNUMMAX=
EXS_CSVSELNUMMAX=
EXS_REPOLOG_FILESIZE=
EXS_CODETYPE=
EXS_PACK_SIGNTYPE=
EXS_UNPACK_DATATYPE=
EXS_OUTFILENUMUNLIMIT=
EXS_PRMSIZEUNLIMIT=
EXS_DUMPLOG_FILESIZE=

項目名の指定に誤りがある場合でも,エラーになりません。無視されます。項目を指定するときの注意事項を次に示します。

<この項の構成>
(1) EXS_LOGPATH
(2) EXS_ALTSEQPATH
(3) EXS_COMPLETE_MSGOPT
(4) EXS_RECSEPA
(5) EXS_CELLSEPA
(6) EXS_QUOTTYPE
(7) EXS_CURRENCY
(8) EXS_ROUND
(9) EXS_NULLSEQ
(10) EXS_OUTRECSEPA
(11) EXS_PADDING
(12) EXS_OUTCELLSEPA
(13) EXS_EXSORTDMP_OPT
(14) EXS_KEYNUMMAX
(15) EXS_SUMNUMMAX
(16) EXS_SELNUMMAX
(17) EXS_CSVKEYNUMMAX
(18) EXS_CSVSUMNUMMAX
(19) EXS_CSVSELNUMMAX
(20) EXS_REPOLOG_FILESIZE
(21) EXS_CODETYPE
(22) EXS_PACK_SIGNTYPE
(23) EXS_UNPACK_DATATYPE
(24) EXS_OUTFILENUMUNLIMIT【08-50以降】
(25) EXS_PRMSIZEUNLIMIT【08-50以降】
(26) EXS_DUMPLOG_FILESIZE【08-50以降】

(1) EXS_LOGPATH

exsortコマンドのログファイル「ExSORT.log」の出力先ディレクトリ名を指定します。

指定方法については,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。

(2) EXS_ALTSEQPATH

altseq変換ファイル「exsort_altseq.txtファイル(64ビット版は「exsort64_altseq.txtファイル」)」が格納されているディレクトリ名を指定します。

指定方法については「5.15 -altseqパラメタ」,または「付録G altseq変換ファイル(SORT EEの機能)」を参照してください。

(3) EXS_COMPLETE_MSGOPT

完了メッセージオプションを指定します。

指定方法については,「19.1.4 完了メッセージオプション」を参照してください。

(4) EXS_RECSEPA

入力レコードの改行文字を指定します。テキストファイルまたはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。指定方法を次に示します。

EXS_RECSEPA=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード 意味
CRLF CRLFを改行とします。
LF LFを改行とします。
LFCRLF LFとCRLFの両方を改行として扱います。

EXS_RECSEPAを省略した場合の初期値は,LFです。

注意事項については,「5.8.7 recsepaオペランド」を参照してください。

(5) EXS_CELLSEPA

入力レコードのセルのデリミタ(区切り文字)を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。指定方法を次に示します。

EXS_CELLSEPA=cell-separator [△cell-separator … ]

cell-separatorに指定する値を次に示します。

指定値 意味
"cell-separator" セルのデリミタとして,タブを除いた任意の1文字(半角英数字)を,ダブルクォーテーションで囲んで指定します。
【指定例】
空白を指定:
EXS_CELLSEPA="△"
タブ,セミコロン,コンマ,空白,コロンの5個のデリミタを指定:
EXS_CELLSEPA=TAB ";" "," "△" ":"
TAB セルのデリミタとして,タブを指定します。
【指定例】
EXS_CELLSEPA=TAB

(凡例)
△:スペース(空白)1文字を示します。

最大5個のデリミタを指定できます。

引用符(シングルクォーテーション,ダブルクォーテーション),改行文字,通貨記号,およびマルチバイト文字(日本語)はデリミタとして指定できません。

EXS_CELLSEPAを省略した場合の初期値は,「EXS_CELLSEPA=","」です。

指定例については,「5.8.8 cellsepaオペランド」を参照してください

注意事項
  • EXS_CELLSEPAの指定を誤ると,初期値のコンマが仮定されます。指定を誤っても構文エラーとなりません。このため,意図しない実行結果となるおそれがあるので注意してください。
  • cell-separatorは,必ずダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
  • exsortコマンド(-inpfile,-catinp,および-splitinpパラメタのcellsepaオペランド)に指定する場合は,cell-separatorをシングルクォーテーション(')で囲みます。EXS_CELLSEPAと指定方法が異なるので注意してください。

(6) EXS_QUOTTYPE

セルの引用符文字を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。指定方法を次に示します。

EXS_QUOTTYPE=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード 意味
SQUOT シングルクォーテーション(')を引用符とします。
DQUOT ダブルクォーテーション(")を引用符とします。

EXS_QUOTTYPEを省略した場合の初期値は,「DQUOT」です。

(7) EXS_CURRENCY

固定小数点の数値データに付ける通貨記号として,任意の1文字を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。指定方法を次に示します。

EXS_CURRENCY=通貨記号

注意事項
EXS_CURRENCYの指定を誤ると,初期値の円記号が仮定されます。指定を誤っても構文エラーとなりません。このため,意図しない実行結果となるおそれがあるので注意してください。

(8) EXS_ROUND

数値データの小数部の丸め方式を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。この項目を省略した場合は,オプションコード「0」の切り捨てが仮定されます。指定方法を次に示します。

EXS_ROUND=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード 意味
0 小数部の右側のあふれ桁を切り捨てます。
1 小数部の右側のあふれ桁を切り上げます。
2 小数部の右側のあふれ桁を四捨五入します。

注意事項については,「5.8.11 roundオペランド」を参照してください。

(9) EXS_NULLSEQ

CSVファイルのナル文字列が含まれる入力レコードを,先頭または末尾に配置するオプションを指定します。

CSVファイルのキー「-csvkey」を指定した場合だけ有効です。

指定方法を次に示します。

EXS_NULLSEQ=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード 意味
0 ナル文字列(nullキー)が含まれるレコードを,末尾に配置します。
1 ナル文字列(nullキー)が含まれるレコードを,先頭に配置します。

EXS_NULLSEQを省略した場合の初期値は,「0」です。

指定例については,「5.8.12 nullseqオペランド」を参照してください。

(10) EXS_OUTRECSEPA

出力レコードの改行文字を指定します。

テキストファイルまたはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。

指定方法を次に示します。

EXS_OUTRECSEPA=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード 意味
CRLF CRLFを改行とします。
LF LFを改行とします。

EXS_OUTRECSEPAを省略した場合,入力ファイルの改行文字を適用します。

注意事項については,「5.10.5 recsepaオペランド」を参照してください。

(11) EXS_PADDING

出力レコード長をそろえるためのパディング文字を指定します。

-outfile,-catout,および-splitoutパラメタのreclenまたはminlenオペランドを指定した場合だけ有効です。

指定方法を次に示します。

EXS_PADDING=パディング文字

指定できるパディング文字を次に示します。

パディング文字 意味
X パディング文字として,空白を指定します。
Z パディング文字として,ゼロを指定します。codetypeで指定したエンコードに対応した値を次に示します。
  • ASCII,SJIS,EUC-JP,EUC-HJ,またはUTF-8:0x00(1バイト)
  • UCS-2LE,UCS-2BE,UTF-16LE,またはUTF-16BE:0x0000(2バイト)
  • UCS-4LE,UCS-4BE,UTF-32LE,またはUTF-32BE:0x00000000(4バイト)
C'padding-character' パディング文字として,任意の1文字を指定します。
【指定例】 EXS_PADDING=C'*'
X'16進数' パディング文字として,任意の1バイトのデータを指定します。
【指定例】 EXS_PADDING=X'ff'

注意事項
  • 16進数として指定できるのは「0〜9」および「A〜F」だけです。
  • その他の注意事項については,「5.10.9 paddingオペランド」を参照してください。

(12) EXS_OUTCELLSEPA

出力レコードのセルのデリミタ(区切り文字)を指定します。

入力レコードのデリミタを,EXS_OUTCELLSEPAに指定したデリミタに変更して出力します。この項目の指定がない場合は,デリミタの変更は行いません。この項目は,CSVファイルを指定した場合だけ有効です。

指定方法を次に示します。

EXS_OUTCELLSEPA={cell-separator | 
                  cell-separator-in_1cell-separator-out_1 
               [△cell-separator-in_2cell-separator-out_2 … ]}

デリミタを1個だけ,または2個1対で5対までのどちらかの形式で指定します。

cell-separatorに指定する値を次に示します。

指定値 意味
"cell-separator" セルのデリミタとして,タブを除いた任意の1文字(半角英数字)を,ダブルクォーテーションで囲んで指定します。
【指定例】
空白を指定:EXS_OUTCELLSEPA="△"(△は空白1文字を表す)
コンマとセミコロンの2個のデリミタを,それぞれ空白とコロンに変更する指定:EXS_OUTCELLSEPA="," "△" ";" ":"
TAB セルのデリミタとして,タブを指定します。
【指定例】
EXS_OUTCELLSEPA=TAB

(凡例)△:スペース(空白)1文字を示します。


注意事項
  • 引用符(シングルクォーテーション,ダブルクォーテーション),改行文字,通貨記号,およびマルチバイト文字(日本語)をデリミタとして指定できません。
  • cell-separatorは,必ずダブルクォーテーション(")で囲んで指定します。
  • exsortコマンド(-outfile,-catout,および-splitoutパラメタのcellsepaオペランド)に指定する場合は,cell-separatorをシングルクォーテーション(')で囲みます。EXS_OUTCELLSEPAと指定方法が異なるので注意してください。
  • 入力のデリミタに指定されていない文字を指定した場合,その指定は対で無効です。
  • 3個以上の奇数個を指定した場合,および11個以上指定した場合,右端の対になっていない指定は無効となります。例えば,「EXS_OUTCELLSEPA=',' TAB '△'」と3個指定した場合,右端の「'△'」は対で指定されていないので無効となります。有効な指定は「',' TAB」だけです。
  • そのほかの注意事項については,「5.10.6 cellsepaオペランド」を参照してください。

(13) EXS_EXSORTDMP_OPT

exsortrepo.logファイルに出力するレポートログに関するオプションです。

指定方法については,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。

(14) EXS_KEYNUMMAX

-keyパラメタに指定できるキーの最大個数の倍数と,キーの合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。

「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096〜16,384倍が合計長の上限となります。

指定方法を次に示します。

EXS_KEYNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数]

注※
codetypeオペランドで指定したエンコードによってキーの最大合計長が異なります。
エンコード種別 キーの合計長(バイト)
指定範囲 最小値 最大値
ASCII
SJIS
EUC-JP
EUC-HJ
UTF-8
「合計長の上限の倍数」×4,096 4,096
(1×4,096)
65,536
(16×4,096)
UCS-2LE
UCS-2BE
UTF-16LE
UTF-16BE
「合計長の上限の倍数」×8,192 8,192
(1×8,192)
131,072
(16×8,192)
UCS-4LE
UCS-4BE
UTF-32LE
UTF-32BE
「合計長の上限の倍数」×16,384 16,384
(1×16,384)
262,144
(16×16,384)

(15) EXS_SUMNUMMAX

-sumパラメタに指定できる集約項目の最大個数の倍数と,集約項目の合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。

「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096倍が合計長の上限となります。

指定方法を次に示します。

EXS_SUMNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数]

(16) EXS_SELNUMMAX

include,およびomitオペランドに指定できる選択条件式の最大個数の倍数と,比較項目の合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。

「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096〜16,384倍が合計長の上限となります。

指定方法を次に示します。

EXS_SELNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数]

注※
codetypeオペランドで指定したエンコードによって比較項目の最大合計長が異なります。
エンコード種別 比較項目の合計長(バイト)
指定範囲 最小値 最大値
ASCII
SJIS
EUC-JP
EUC-HJ
UTF-8
「合計長の上限の倍数」×4,096 4,096
(1×4,096)
65,536
(16×4,096)
UCS-2LE
UCS-2BE
UTF-16LE
UTF-16BE
「合計長の上限の倍数」×8,192 8,192
(1×8,192)
131,072
(16×8,192)
UCS-4LE
UCS-4BE
UTF-32LE
UTF-32BE
「合計長の上限の倍数」×16,384 16,384
(1×16,384)
262,144
(16×16,384)

(17) EXS_CSVKEYNUMMAX

-csvkeyパラメタに指定できるキーの最大個数の倍数と,キーの合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。

「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096〜16,384倍が合計長の上限となります。

指定方法を次に示します。

EXS_CSVKEYNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数]

注※
codetypeオペランドで指定したエンコードによって,CSVキーの最大合計長が異なります。
エンコード種別 CSVキーの合計長(バイト)
指定範囲 最小値 最大値
ASCII
SJIS
EUC-JP
EUC-HJ
UTF-8
「合計長の上限の倍数」×4,096 4,096
(1×4,096)
65,536
(16×4,096)
UCS-2LE
UCS-2BE
UTF-16LE
UTF-16BE
「合計長の上限の倍数」×8,192 8,192
(1×8,192)
131,072
(16×8,192)
UCS-4LE
UCS-4BE
UTF-32LE
UTF-32BE
「合計長の上限の倍数」×16,384 16,384
(1×16,384)
262,144
(16×16,384)

(18) EXS_CSVSUMNUMMAX

-csvsumパラメタに指定できる集約項目の最大個数の倍数と,集約項目の合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。

「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096倍が合計長の上限となります。

指定方法を次に示します。

EXS_CSVSUMNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数]

(19) EXS_CSVSELNUMMAX

csvinclude,およびcsvomitオペランドに指定できる選択条件式の最大個数の倍数と,比較項目の合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。

「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096〜16,384倍が合計長の上限となります。

指定方法を次に示します。

EXS_CSVSELNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数]

注※
codetypeオペランドで指定したエンコードによってCSV比較項目の最大合計長が異なります。
エンコード種別 CSV比較項目の合計長(バイト)
指定範囲 最小値 最大値
ASCII
SJIS
EUC-JP
EUC-HJ
UTF-8
「合計長の上限の倍数」×4,096 4,096
(1×4,096)
65,536
(16×4,096)
UCS-2LE
UCS-2BE
UTF-16LE
UTF-16BE
「合計長の上限の倍数」×8,192 8,192
(1×8,192)
131,072
(16×8,192)
UCS-4LE
UCS-4BE
UTF-32LE
UTF-32BE
「合計長の上限の倍数」×16,384 16,384
(1×16,384)
262,144
(16×16,384)

(20) EXS_REPOLOG_FILESIZE

exsortコマンドのレポートログファイル「exsortrepo.log」のファイルサイズを指定します。

指定方法を次に示します。

EXS_REPOLOG_FILESIZE=ファイルサイズ

(21) EXS_CODETYPE

入力データのエンコード(文字コード)の種類を指定します。

この項目に指定したエンコード(文字コード)で,CSVファイルの区切り文字(デリミタ),引用符,文字属性コード「w」,「u」および「v」を解析します。

この項目は,テキストファイル,またはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。固定長順編成ファイル,または可変長順編成ファイルを指定した場合は無視されます。

指定方法を次に示します。

EXS_CODETYPE=エンコード

指定できるエンコードを次に示します。

エンコード 意味
ASCII 入力データの文字コードがASCIIであることを示します。
SJIS 入力データの文字コードがShift_JISであることを示します。
EUC-JP 入力データの文字コードが日本語EUCであることを示します。
EUC-HJ 入力データの文字コードがEUC-HJであることを示します。
UTF-8 入力データのエンコードがUTF-8であることを示します。
UCS-2LE 入力データの文字コードがUCS-2 little endianであることを示します。
UCS-2BE 入力データの文字コードがUCS-2 big endianであることを示します。
UCS-4LE 入力データの文字コードがUCS-4 little endianであることを示します。
UCS-4BE 入力データの文字コードがUCS-4 big endianであることを示します。
UTF-16LE 入力データのエンコードがUTF-16 little endianであることを示します。
UTF-16BE 入力データのエンコードがUTF-16 big endianであることを示します。
UTF-32LE 入力データのエンコードがUTF-32 little endianであることを示します。
UTF-32BE 入力データのエンコードがUTF-32 big endianであることを示します。
UNICODE 入力ファイルのUnicodeシグニチャ(以下,BOM)形式を適用します。
SORT EEで使用できるBOMの種類は次のとおりです。
  • UTF-8…0xEFBBBF(3バイト)
  • UTF-16LE…0xFFFE(2バイト)
  • UTF-16BE…0xFEFF(2バイト)
  • UTF-32LE…0xFFFE0000(4バイト)
  • UTF-32BE…0x0000FEFF(4バイト)

注意事項については,「5.8.13 codetypeオペランド」を参照してください。

(22) EXS_PACK_SIGNTYPE

内部10進数の符号の範囲を変更するオプションです。指定方法を次に示します。

EXS_PACK_SIGNTYPE=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード 意味
SE 内部10進数の符号はC,D,Fの3種類です。
MF 内部10進数の符号の範囲を0〜F(集約項目はA〜F)に拡張します。

(23) EXS_UNPACK_DATATYPE

外部10進数のデータ形式を変更するオプションです。指定方法を次に示します。

EXS_UNPACK_DATATYPE=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード 意味
ASCII-1

外部10進数のデータ形式は次のとおりです。
ゾーン部:3
数値部:0〜9
符号部:(正)3,(負)7
ASCII-2

外部10進数のデータ形式は次のとおりです。
数字:0x30〜0x39
正値:0x7B,0x41〜0x49
負値:0x7D,0x4A〜0x52
EBCDIK

外部10進数のデータ形式は次のとおりです。
ゾーン部:F
数値部:0〜9
符号部:(正)C,(負)D

(24) EXS_OUTFILENUMUNLIMIT【08-50以降】

1コマンドに指定できる出力ファイル(-outfile)パラメタの個数制限をなしにするオプションです。指定方法を次に示します。

EXS_OUTFILENUMUNLIMIT=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード 意味
0 指定できる-outfileパラメタの最大個数は64個です。
1 指定できる-outfileパラメタの個数に制限はありません。ただし,1つの-outfileパラメタに指定できる出力ファイルの最大数は4個です。

EXS_OUTFILENUMUNLIMITを省略した場合の初期値は,「0」です。

パラメタの最小値および最大値については,「3.3.1 パラメタ」の表3-5を参照してください。

(25) EXS_PRMSIZEUNLIMIT【08-50以降】

exsortパラメタファイルのサイズを制限なしにするオプションです。

指定方法を次に示します。

EXS_PRMSIZEUNLIMIT=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード 意味
0 exsortパラメタファイルサイズは256KB以内です。
1 exsortパラメタファイルサイズに制限はありません。

EXS_PRMSIZEUNLIMITを省略した場合の初期値は,「0」です。

パラメタファイル形式については,「4.4.1 ファイル形式」を参照してください。

(26) EXS_DUMPLOG_FILESIZE【08-50以降】

exsortコマンドのダンプログファイル「exsortdmp」のファイルサイズを指定します。

指定方法を次に示します。

EXS_DUMPLOG_FILESIZE=ファイルサイズ