3.13.3 スプールジョブ保管機能使用時の注意事項
スプールジョブ保管機能使用時の注意事項を次に示す。
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保管されたスプールジョブはユーザ責任で削除する必要がある。
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ジョブ終了を契機とする保管時に「ジョブ名_ホスト名_ジョブ識別子_ユーザ名」のディレクトリがすでに存在する場合,保管処理に失敗する。
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ジョブ終了時に保管するSYSOUTデータファイルは,プリンタサーバへの転送有無とは関係なくすべて保管の対象となる。このため,転送処理で削除されるダミー出力クラスのSYSOUTデータファイルやデータサイズが0のSYSOUTデータファイルも削除されないで保管される。スプールジョブ管理ファイルも転送処理後の内容とは異なる。
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保管したスプールジョブはバッチジョブ実行システムのスプールに戻せない。このため,印刷するスプールジョブはスプールから削除しないようにする必要がある。ただし,スプールから削除してしまった場合は,次の方法でSYSOUTデータファイルごとに印刷できる。
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PDEで印刷する場合
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印刷するSYSOUTデータファイルを特定する。
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印刷するSYSOUTデータファイルの印刷属性をジョブ定義XMLファイルのDD要素,設定ファイルのSysoutClassパラメータから調査する。
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これらの情報を基にPDEのバッチジョブ実行システムと連携しない方法で印刷する。詳細については,マニュアル「PRINT DATA EXCHANGE for Open」を参照のこと。
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