15.5.4　プロセスデータの使用方法（コールアクティビティ情報ファイル）

コールアクティビティ情報ファイルでプロセスデータを使用すると，次に示す処理ができます。

• 子案件の投入時に，子案件プロセスデータを作成する

• 子案件の投入時に，親案件プロセスデータを参照する

• 子案件の完了時に，親案件プロセスデータを作成または更新する

• 子案件の完了時に，子案件プロセスデータを参照する

コールアクティビティ情報ファイルでのプロセスデータの使用規則を次に示します。

• プロセスデータキー名の前後に，プロセスデータキー名，組み込み変数，またはその他の文字列を連続して記載することはできません。

• 1つのコールアクティビティ情報ファイルにはプロセスデータを255個まで含めることができます。256個以上のプロセスデータは指定できません。

• プロパティキーが"child."で始まるプロパティの値にプロセスデータキー名を指定した場合，親案件のプロセスデータを表します。プロパティ値に指定したプロセスデータが親案件に存在しない場合は，子案件の投入時にエラーが発生します。

• プロパティキーが"parent."で始まるプロパティの値にプロセスデータキー名を指定した場合，子案件のプロセスデータを表します。プロパティ値に指定したプロセスデータが子案件に存在しない場合は，子案件の完了時にエラーが発生します。

• プロパティ値に指定したプロセスデータの値がnullの場合，null値として扱います。

• リスト型プロセスデータ間の代入をした場合（プロパティキーとプロパティ値の両方にリスト型プロセスデータの全要素を示すプロセスデータキー名を指定した場合），更新対象（プロパティキー側）のリスト型プロセスデータのリスト内識別子は，順番はそのままで1から連番で付与されます。参照元（プロパティ値側）のリスト内識別子が連番ではない場合，更新対象（プロパティキー側）のリスト内識別子は，参照元（プロパティ値側）のリスト内識別子と一致しません。