15.5.5　コールアクティビティ情報ファイルで使用できる組み込み変数

コールアクティビティ情報ファイルでの組み込み変数の使用規則を次に示します。

• 組み込み変数名の前後に，ほかの組み込み変数名やその他の文字列を連続して記載することはできません。

• プロパティキーが"child."で始まるプロパティの値に組み込み変数を指定した場合，親案件の組み込み変数を表します。指定できる組み込み変数を次の表で示します。

  表15‒6　指定できる組み込み変数（子案件の投入時）

  項番	組み込み変数	説明
  1	@PIID	案件ID
  2	@PIName	案件名
  3	@PICreator	案件投入者
  4	@PIDeadline	案件処理期限
  5	@PDefName	ビジネスプロセス定義名
  6	@WIID	作業ID
  7	@WDefName	作業定義名
  8	@NULL	null値

• プロパティキーが"parent."で始まるプロパティの値に組み込み変数を指定した場合，子案件の組み込み変数を表します。指定できる組み込み変数を次の表で示します。

  表15‒7　指定できる組み込み変数（子案件の完了時）

  項番	組み込み変数	説明
  1	@PIID	案件ID
  2	@PIName	案件名
  3	@PICreator	案件投入者
  4	@PIDeadline	案件処理期限
  5	@PDefName	ビジネスプロセス定義名
  6	@NULL	null値

• プロパティの値の先頭に"@"を記載し，「表15‒6　指定できる組み込み変数（子案件の投入時）」または「表15‒7　指定できる組み込み変数（子案件の完了時）」に記載されていない文字列を指定した場合，エラーが発生します。

• 組み込み変数の対象となる属性の値がnullの場合，null値として扱います。

• 案件処理期限は，"1970/01/01 00:00:00GMT"を起点とした通算秒に置き換わります。代入先には，文字列型プロセスデータを指定してください。数値型プロセスデータを指定した場合，案件処理期限に"2038/01/19 03:14:07 GMT"より先の日時を指定するとエラーになります。