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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引


15.3.9 アプリケーション呼び出し情報ファイルとレスポンスボディの関係

アプリケーション呼び出し情報ファイルに記述した内容に従ったレスポンスボディの内容で,対応するプロセスデータテーブルのプロセスデータ値が更新されます。

単一型プロセスデータを更新する場合

単一型プロセスデータを更新する場合の,アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例を次に示します。

■アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例

rest.response.pi.$SApproval=rest.response.body.key.approval
[説明]

RESTアプリケーション呼び出しのレスポンスボディの,key要素の値が"approval"であるvalue要素の値で,プロセスデータキー名"$SApproval"に対応するプロセスデータ値を更新するように指定します。

アプリケーション呼び出し情報ファイルを上記の例のとおり記述した場合の,単一型プロセスデータが更新されるまでの流れを,次の図に示します。

図15‒6 プロセスデータが更新されるまでの流れ(単一型プロセスデータの場合)

[図データ]

[説明]

レスポンスボディの内容に従って,プロセスデータテーブルのプロセスデータキー名が"$SApproval"であるプロセスデータ値が"Yes"に更新されます。

リスト型プロセスデータの全要素を更新する場合

リスト型プロセスデータの全要素を更新する場合の,アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例を次に示します。

■アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例

rest.response.pi.$SListData{}=rest.request.body.key.ListKey
[説明]

RESTアプリケーション呼び出しのレスポンスボディの,key要素の値が"ListKey"であるvalue要素の値で,プロセスデータキー名"$SListData{}"に対応するプロセスデータ値を更新するように指定します。

アプリケーション呼び出し情報ファイルを上記の例のとおり記述した場合の,リスト型プロセスデータの全要素が更新されるまでの流れを,次の図に示します。

図15‒7 プロセスデータが更新されるまでの流れ(リスト型プロセスデータの全要素の場合)

[図データ]

[説明]

レスポンスボディの内容に従って,プロセスデータテーブルのプロセスデータキー名が"$SListData{}"に対応するプロセスデータ値が{'XXX', 'YYY', null}に更新されます。

リスト型プロセスデータの1要素を更新する場合(リスト内識別子が"@MIIndex"のとき)

リスト内識別子が"@MIIndex"のリスト型プロセスデータの1要素を更新する場合の,アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例を次に示します。

■アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例

rest.response.pi.$SListData{@MIIndex}=rest.request.body.key.SingleKey
[説明]

RESTアプリケーション呼び出しのレスポンスボディの,key要素の値が"SingleKey"であるvalue要素の値で,プロセスデータキー名"$SListData{@MIIndex}"に対応するプロセスデータ値を更新するように指定します。

アプリケーション呼び出し情報ファイルを上記の例のとおり記述した場合の,リスト内識別子が"@MIIndex"のリスト型プロセスデータの1要素を更新するまでの流れを,次の図に示します。

図15‒8 プロセスデータが更新されるまでの流れ(リスト内識別子が"@MIIndex"のリスト型プロセスデータの1要素の場合)

[図データ]

[説明]

マルチインスタンスの2番目の作業(@MIIndex=2)の呼び出しであるとします。

このとき,レスポンスボディの内容に従って,プロセスデータテーブルのプロセスデータキー名が"$SListData{2}"に対応するプロセスデータ値が"YYY"に更新されます。