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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引


15.3.8 アプリケーション呼び出し情報ファイルとリクエストボディの関係

アプリケーション呼び出し情報ファイルに記述した内容に従って,対応するプロセスデータテーブルのプロセスデータ値がリクエストボディに渡されます。リクエストボディは,RESTアプリケーションに渡されます。

単一型プロセスデータがリクエストボディに渡される場合

単一型プロセスデータがリクエストボディに渡される場合の,アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例を次に示します。

■アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例

rest.request.body.key.maxcount=$Nmaxcnt
rest.request.body.key.userdescription=User001
rest.request.body.key.offset=0
[説明]

1行目で,rest.request.body.key.maxcountプロパティの値として,プロセスデータキー名"$Nmaxcnt"を指定しています。

アプリケーション呼び出し情報ファイルを上記の例のとおり記述した場合の,RESTアプリケーションにリクエストボディが渡されるまでの流れを,次の図に示します。

図15‒2 RESTアプリケーションにリクエストボディが渡されるまでの流れ(単一型プロセスデータがリクエストボディに渡される場合)

[図データ]

[説明]

アプリケーション呼び出し情報ファイルの内容に従って,key要素の値が"maxcount",value要素の値が"100"のデータが,プロセスデータテーブルからリクエストボディに渡されます。プロセスデータテーブルからデータを受け取ったリクエストボディは,RESTアプリケーションに渡されます。

リスト型プロセスデータの全要素がリクエストボディに渡される場合

リスト型プロセスデータの全要素がリクエストボディに渡される場合の,アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例を次に示します。

■アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例

rest.request.body.key.ListKey=$SListData{}
[説明]

rest.request.body.key.ListKeyプロパティの値として,プロセスデータキー名"$SListData{}"を指定しています。

アプリケーション呼び出し情報ファイルを上記の例のとおり記述した場合の,RESTアプリケーションにリクエストボディが渡されるまでの流れを,次の図に示します。

図15‒3 RESTアプリケーションにリクエストボディが渡されるまでの流れ(リスト型プロセスデータの全要素がリクエストボディに渡される場合)

[図データ]

[説明]

アプリケーション呼び出し情報ファイルの内容に従って,key要素の値が"ListKey",value要素の値が{'aaa', null, 'ccc'}のデータが,プロセスデータテーブルからリクエストボディに渡されます。プロセスデータテーブルからデータを受け取ったリクエストボディは,RESTアプリケーションに渡されます。

リスト型プロセスデータの1要素がリクエストボディに渡される場合(リスト内識別子が固定値のとき)

リスト内識別子が固定値のリスト型プロセスデータの1要素がリクエストボディに渡される場合の,アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例を次に示します。

■アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例

rest.request.body.key.SingleKey=$SListData{2}
[説明]

rest.request.body.key.SingleKeyプロパティの値として,プロセスデータキー名"$SListData{2}"を指定しています。

アプリケーション呼び出し情報ファイルを上記の例のとおり記述した場合の,RESTアプリケーションにリクエストボディが渡されるまでの流れを,次の図に示します。

図15‒4 RESTアプリケーションにリクエストボディが渡されるまでの流れ(リスト内識別子が固定値のリスト型プロセスデータの1要素がリクエストボディに渡される場合)

[図データ]

[説明]

アプリケーション呼び出し情報ファイルの内容に従って,key要素の値が"SingleKey",value要素の値が"bbb"のデータが,プロセスデータテーブルからリクエストボディに渡されます。プロセスデータテーブルからデータを受け取ったリクエストボディは,RESTアプリケーションに渡されます。

リスト型プロセスデータの1要素がリクエストボディに渡される場合(リスト内識別子が"@MIIndex"のとき)

リスト内識別子が"@MIIndex"のリスト型プロセスデータの1要素がリクエストボディに渡される場合の,アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例を次に示します。

■アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例

rest.request.body.key.SingleKey=$SListData{@MIIndex}
[説明]

rest.request.body.key.SingleKeyプロパティの値として,プロセスデータキー名"$SListData{@MIIndex}"を指定しています。

なお,プロセスデータテーブルでのプロセスデータキー名"$SListData{@MIIndex}"に対応する値は,{'AAA', 'BBB', 'CCC'}であるとします。また,マルチインスタンスの2番目の作業(@MIIndex=2)の呼び出しであるとします。

アプリケーション呼び出し情報ファイルを上記の例のとおり記述した場合の,RESTアプリケーションにリクエストボディが渡されるまでの流れを,次の図に示します。

図15‒5 RESTアプリケーションにリクエストボディが渡されるまでの流れ(リスト内識別子が"@MIIndex"のリスト型プロセスデータの1要素がリクエストボディに渡される場合)

[図データ]

[説明]

アプリケーション呼び出し情報ファイルの内容に従って,key要素の値が"SingleKey",value要素の値が"BBB"のデータが,プロセスデータテーブルからリクエストボディに渡されます。プロセスデータテーブルからデータを受け取ったリクエストボディは,RESTアプリケーションに渡されます。