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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引


1.6.3 プロセスデータテーブルの内容

プロセスデータで扱えるプロセスデータ値は,文字列型,数値型およびリスト型の3種類です。各プロセスデータの型(リスト型の場合はリスト内の要素の型)に対応するプロセスデータテーブルを定義します。

プロセスデータテーブルの概要を表に示します。

表1‒18 プロセスデータテーブルの概要

名前

列名

説明

案件ID

ProcessInstanceID

プロセスデータが所属する案件のID

プロセスデータ名

ProcessDataName

プロセスデータキー名から先頭の"$"と種別を表す文字を除いた名称

プロセスデータ値

ProcessDataValue

プロセスデータの値

プロセスデータの値によって,内部では異なるテーブルが使用されます。ユーザがプロセスデータを利用する場合は,プロセスデータキー名を指定します。そのため,テーブルの違いを意識する必要はありません。

プロセスデータキー名の命名規則,java変数の型,およびデータベースの型の対応関係を表に示します。

表1‒19 プロセスデータキー名の命名規則とプロセスデータ型の対応関係

プロセスデータキー名の命名規則

java変数の型

プロセスデータデータベースの型

  • "$N"から始まる

  • "$N"から始まり,末尾が"{<リスト内識別子>}"で終わる

Integer

整数型

"$N"から始まり,末尾が"{}"で終わる

java.util.List<Integer>

  • "$S"から始まる

  • "$S"から始まり,末尾が"{<リスト内識別子>}"で終わる

String

可変長文字列型

"$S"から始まり,末尾が"{}"で終わる

java.util.List<String>

注※

この規則で示す文字列以外に使用できる文字列は,英数字だけです。ただし,"IW"から始まる文字列は使用できません。また,英字は大文字と小文字が区別されます。

なお,プロセスデータテーブルおよびインデクス定義の詳細については,「付録A.1 テーブル定義」を参照してください。