1.6.3 プロセスデータテーブルの内容
プロセスデータで扱えるプロセスデータ値は,文字列型,数値型およびリスト型の3種類です。各プロセスデータの型(リスト型の場合はリスト内の要素の型)に対応するプロセスデータテーブルを定義します。
プロセスデータテーブルの概要を表に示します。
名前 |
列名 |
説明 |
---|---|---|
案件ID |
ProcessInstanceID |
プロセスデータが所属する案件のID |
プロセスデータ名 |
ProcessDataName |
プロセスデータキー名から先頭の"$"と種別を表す文字を除いた名称 |
プロセスデータ値 |
ProcessDataValue |
プロセスデータの値 |
プロセスデータの値によって,内部では異なるテーブルが使用されます。ユーザがプロセスデータを利用する場合は,プロセスデータキー名を指定します。そのため,テーブルの違いを意識する必要はありません。
プロセスデータキー名の命名規則,java変数の型,およびデータベースの型の対応関係を表に示します。
プロセスデータキー名の命名規則※ |
java変数の型 |
プロセスデータデータベースの型 |
---|---|---|
|
Integer |
整数型 |
"$N"から始まり,末尾が"{}"で終わる |
java.util.List<Integer> |
|
|
String |
可変長文字列型 |
"$S"から始まり,末尾が"{}"で終わる |
java.util.List<String> |
- 注※
-
この規則で示す文字列以外に使用できる文字列は,英数字だけです。ただし,"IW"から始まる文字列は使用できません。また,英字は大文字と小文字が区別されます。
なお,プロセスデータテーブルおよびインデクス定義の詳細については,「付録A.1 テーブル定義」を参照してください。