8.3.4 案件の運用状況の確認
障害が発生した場合,案件の運用状況を確認してください。案件が正常に運用されていないことが要因で,障害が発生していることがあります。状況を確認することで,障害の要因がある程度特定できます。
案件の運用状況は,案件運用操作で確認できます。また,ビジネスプロセス定義および振り分けルール定義の状態は,ビジネスプロセス管理ツール(CSCIW-Definer),または次のコマンドで確認できます。
-
ciwmngbp(ビジネスプロセス定義の管理)コマンド
ビジネスプロセス定義の状態を確認できます。
-
ciwmngcr(振り分けルール定義の管理)コマンド
振り分けルール定義の状態を確認できます。
確認する内容としては次のものが挙げられます。
- ●案件の状態
-
管理者によって案件が停止されていないかどうかを確認してください。管理者によって,その案件が一時停止または強制終了されていることがあります。
- ●ビジネスプロセス定義,振り分けルール定義の定義内容
-
ビジネスプロセス定義,振り分けルール定義の定義内容が正しいかどうかを確認してください。定義内容を新規作成,または変更したあとに障害が発生している場合,定義が正しく作成されていないことがあります。
- ●ビジネスプロセス定義,振り分けルール定義の運用状況
-
ビジネスプロセス定義,振り分けルール定義が,正しく運用されているかどうかを確認してください。定義を新規作成または変更した直後に障害が発生している場合,定義が正しく運用されていないことがあります。
案件運用操作については,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow 案件運用操作ガイド」を,ビジネスプロセス管理ツール(CSCIW-Definer)については,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow ビジネスプロセス開発ガイド」を,それぞれ参照してください。
ciwmngbp(ビジネスプロセス定義の管理)コマンド,およびciwmngcr(振り分けルール定義の管理)コマンドについては,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」を参照してください。