HCSCサーバをアンセットアップする

Cosminexus サービスプラットフォーム　システム構築・運用ガイド

HCSCサーバをアンセットアップすると，セットアップされていた情報が解除されます。アンセットアップされたHCSCサーバが，ほかのHCSCサーバとクラスタを構成していた場合，クラスタから削除されます。

また，アンセットアップ時にアンセットアップ直前のリポジトリ情報がバックアップされます。バックアップはrepository.zipのファイル名で次のディレクトリに格納されます。

 
<Cosminexusインストールディレクトリ>\CSC\spool\manager\unsetup_bk\repository.zip

HCSCサーバのアンセットアップの前提条件，およびアンセットアップ方法について次に説明します。

(1)　前提条件

HCSCサーバをアンセットアップするには，次の条件を満たす必要があります。

アンセットアップするHCSCサーバが停止状態であること
HCSCサーバの状態の確認方法については，「5.2.17　HCSCサーバの情報を確認する」を参照してください。
アンセットアップするHCSCサーバの連携の状態が設定前状態であること
連携の状態の確認方法については，「5.2.19　連携情報を確認する」を参照してください。
サービスアダプタ，ビジネスプロセス，およびユーザ定義受付がすべて配備前状態であること
サービスアダプタ，ビジネスプロセス，およびユーザ定義受付の状態の確認方法については，「5.2.20　サービスアダプタの情報を確認する」，「5.2.21　ビジネスプロセスの情報を確認する」，および「5.2.22　ユーザ定義受付の情報を確認する」を参照してください。
バックアップファイル（<Cosminexusインストールディレクトリ>\CSC\spool\manager\unsetup_bk\repository.zip）にアクセスしていないこと
ほかのコマンドを同時に実行していないこと
バックアップファイルにアクセスしている場合，HCSCサーバのアンセットアップに失敗することがあります。

(2)　アンセットアップ方法

HCSCサーバをアンセットアップするには，運用環境でcscsvunsetupコマンドを実行します。

cscsvunsetupコマンドの詳細については，「10.　コマンド」の「cscsvunsetup（HCSCサーバのアンセットアップ）」を参照してください。

cscsvunsetupコマンドの実行形式を次に示します。

 
cscsvunsetup -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名>

注意

クラスタを構成するHCSCサーバのそれぞれの標準受付の種別が異なる場合，設定されている標準受付の種別が少ないHCSCサーバを先にアンセットアップしてください。
HCSCサーバがアンセットアップできなかった場合，エラーになった原因を取り除いたあと，再度アンセットアップしてください。
HCSCサーバをアンセットアップした結果，リポジトリ内に構築されているHCSCサーバが存在しなくなった場合，ビジネスプロセスおよびサービスアダプタと合わせてリポジトリ情報が削除されます。削除前のビジネスプロセスおよびサービスアダプタを継続して開発する場合は，バックアップファイル（repository.zip）をHCSC開発環境にインポートして開発を継続してください。