Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
(1) セットアップの準備
セットアップ前に,次の作業を行います。次の作業は,ロードバランスクラスタを構成するすべてのHCSCサーバで行います。
- 実行環境に必要なソフトウェアの設定
- J2EEサーバのセットアップなどを行います。設定する内容と設定方法については,「3.1.2 実行環境に必要なソフトウェアの設定」を参照してください。
- なお,セットアップ時には,J2EEサーバ名をロードバランスクラスタ内のすべてのHCSCサーバで同じ名称に設定する必要があります。
- また,Cosminexus RMのシステム名は,ロードバランスクラスタ内のそれぞれのHCSCサーバでユニークな名称に設定する必要があります。
- CTMを使用する場合の設定
- CTMを使用する場合,HCSCサーバランタイム定義ファイルでrequest-ejb.ctmにtrueを設定してください。
- HCSCサーバランタイム定義ファイルの詳細については,「9. 定義ファイル」の「HCSCサーバランタイム定義ファイル」を参照してください。
- サービスリクエスタへの送信制御
- サービスリクエスタ用のネットワークを切断するなどして,HCSCサーバでサービス部品の実行要求を受け付けられない状態にします。
(2) 実行環境のセットアップ
実行環境のセットアップ手順を次に示します。
- 次の順序でプロセスを起動します。
- 運用管理エージェント
- Management Server
- PRF
- スマートエージェント
- CTMドメインマネジャ(CTMを使用する場合)
- CORBAネーミングサービス(CORBAネーミングサービスを使用する場合)
- CTMデーモン(CTMを使用する場合)
- J2EEサーバ
- Hitachi Web Server(Hitachi Web Serverを使用する場合)
運用管理エージェント,Management Server,PRF,スマートエージェント,CTMドメインマネジャ,CORBAネーミングサービス,CTMデーモン,およびJ2EEサーバの起動方法については,マニュアル「Cosminexus システム運用ガイド」を,Hitachi Web Serverの起動方法については,マニュアル「Hitachi Web Server」をそれぞれ参照してください。
- HCSCサーバをセットアップします。
HCSCサーバのセットアップ方法については,「3.1.3 HCSCサーバをセットアップする」を参照してください。
- HCSCサーバを起動します。
HCSCサーバの起動方法については,「5.2.4 HCSCサーバを起動する」を参照してください。
- サービスアダプタとビジネスプロセスを配備します。
サービスアダプタとビジネスプロセスの配備方法については,「3.1.9 サービスアダプタを配備する」および「3.1.10 ビジネスプロセスを配備する」を参照してください。
- サービスアダプタとビジネスプロセスを開始します。
サービスアダプタとビジネスプロセスの開始方法については,「5.2.6 サービスアダプタを開始する」および「5.2.7 ビジネスプロセスを開始する」を参照してください。
ロードバランスクラスタを構成しているすべてのHCSCサーバへサービス部品の実行要求を送信するように設定します。
CTMを使用する場合,すべてのHCSCサーバでCTMドメインマネジャ名およびスマートエージェントのポート番号を同じ値に設定する必要があります。
汎用ロードバランサの設定方法については,使用する汎用ロードバランサのドキュメントを参照してください。
(4) 標準受付の開始
(5) ロードバランサの接続
ロードバランサを接続し,使用できる状態にします。
CTMを使用する場合,この手順は不要です。
汎用ロードバランサの接続始方法については,使用する汎用ロードバランサのドキュメントを参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.