サービスアダプタを配備するには,運用環境でcsccompodeployコマンドを実行します。
csccompodeployコマンドの詳細については,「10. コマンド」の「csccompodeploy(HCSCコンポーネントの配備)」を参照してください。
すべてのサービスアダプタを一括して配備するか,指定したサービスアダプタだけを配備するかによって実行形式が異なります。
- 注意
- サービスアダプタを配備するとき,配備済みのサービスアダプタおよびビジネスプロセスのサービスID,ならびにユーザ定義受付の受付IDと大文字/小文字だけが異なるサービスアダプタのサービスIDは使用しないでください。このような名称を使用するとサービスアダプタが配備できません。
(a) すべてのサービスアダプタを一括して配備する場合
HCSCサーバまたはクラスタにすべてのサービスアダプタを一括して配備します。
サービスアダプタの配備先が単一のHCSCサーバか,クラスタを構成するすべてのHCSCサーバかによって実行形式が異なります。
- 単一のHCSCサーバにすべてのサービスアダプタを配備する場合
- HCSCサーバ名と-allオプションを指定して実行します。
- -cscオプションで指定したHCSCサーバに,配備されていないサービスアダプタがすべて配備されます(配備されていないビジネスプロセスおよびユーザ定義受付も同時にすべて配備されます)。
csccompodeploy -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -all
|
- クラスタ内のすべてのHCSCサーバにすべてのサービスアダプタを配備する場合
- クラスタ名と-allオプションを指定して実行します。
- -clusterオプションで指定したクラスタ内のすべてのHCSCサーバに,配備されていないサービスアダプタがすべてに配備されます(配備されていないビジネスプロセスおよびユーザ定義受付も同時にすべて配備されます)。
csccompodeploy -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -all
|
- 注意
- -allオプションを指定して実行し,サービスアダプタ,ビジネスプロセス,およびユーザ定義受付の配備が失敗した場合,未配備のサービスアダプタ,ビジネスプロセス,およびユーザ定義受付が存在しても無視してコマンドを終了します。コマンドを実行したあとには,cscreplsコマンドを利用して配備の状況を確認します。
- cscreplsコマンドの詳細については,「10. コマンド」の「cscrepls(リポジトリ情報の表示)」を参照してください。
(b) 指定したサービスアダプタだけを配備する場合
HCSCサーバまたはクラスタに,指定したサービスアダプタだけを配備します。
サービスアダプタの配備先が単一のHCSCサーバか,クラスタを構成するすべてのHCSCサーバかによって実行形式が異なります。
- 指定したサービスアダプタを単一のHCSCサーバに配備する場合
- HCSCサーバ名とサービスアダプタのサービスIDを指定して実行します。
- -cscオプションで指定したHCSCサーバに,-nameオプションで指定したサービスアダプタが配備されます。
csccompodeploy -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -name <サービスアダプタのサービスID>
|
- csccompodeployコマンドに指定するHCSCサーバ名およびサービスアダプタのサービスIDは,cscreplsコマンドで確認できます。cscreplsコマンドの詳細については,「10. コマンド」の「cscrepls(リポジトリ情報の表示)」を参照してください。
- 指定したサービスアダプタをクラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備する場合
- クラスタ名とサービスアダプタのサービスIDを指定して実行します。
- -clusterオプションで指定したクラスタ内のすべてのHCSCサーバに,指定したサービスアダプタが配備されます。
csccompodeploy -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -name <サービスアダプタのサービスID>
|
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.