Cosminexus 簡易構築・運用ガイド

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15.5.2 運用管理サーバの設定

JP1/AJS2 - SOと連携するため,運用管理サーバでは次の設定をします。

<この項の構成>
(1) PATH環境変数の設定
(2) .cmxrcファイルの作成

(1) PATH環境変数の設定

Cosminexusが提供するシナリオテンプレートを使用した自動運用では,JP1/AJS2のジョブの実行先ホストを運用管理サーバにします。このジョブからは,Smart Composer機能で提供するコマンドを実行するため,運用管理サーバでは,Windowsの場合PATHシステム環境変数に,UNIXの場合OSユーザのPATH環境変数の設定に次のパスを追加します。

Windowsの場合
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin

UNIXの場合
/opt/Cosminexus/manager/bin

(2) .cmxrcファイルの作成

Cosminexusで提供するシナリオテンプレートでは,外部からSmart Composer機能のコマンドの共通オプションを指定できます。この共通オプションを指定しなかった場合のデフォルト値を,Smart Composer機能で提供する.cmxrc(クライアント設定プロパティファイル)に指定しておくことで,外部から与える情報を少なくすることができます。

.cmxrcファイルは,JP1/AJS2 - AgentがSmart Composer機能で提供するコマンドを実行する際のOSユーザ(JP1/Baseのユーザマッピングで設定)のホームディレクトリに作成します。

なお,.cmxrcファイルの詳細については,「13.4 .cmxrc(クライアント設定プロパティファイル)」を参照してください。

参考
.cmxrcファイルはクライアントごとに個別のデフォルト値を設定する場合に使用します。すべてのクライアント共通のデフォルト値を設定したい場合は,cmxclient.properties(クライアント共通設定プロパティファイル)を使用してください。なお,両方のファイルを使用している場合は,.cmxrcファイルが適用されます。cmxclient.propertiesファイルは読み込まれません。