Cosminexus 簡易構築・運用ガイド

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10.1.2 バッチサーバを配置する構成のシステムの構築例

Smart Composer機能を使用したシステム構築では,システムを一括構築できます。構築できるシステムの構成には,バッチサーバ用のサービスユニットの配置のしかたによって次の2種類があります。

ここでは,バッチサーバを配置する構成のシステムを一括構築する場合のシステム構築例について説明します。

<この項の構成>
(1) 1台のサーバマシンに一つのサービスユニットを配置する構成
(2) 1台のサーバマシンに複数のサービスユニットを配置する構成

(1) 1台のサーバマシンに一つのサービスユニットを配置する構成

1台のサーバマシンに一つのサービスユニットを配置する場合のシステム構成を図に示します。なお,以降のシステム構築の説明は,次の図に示すシステム構築例を使用します。

図10-3 システム構築例

[図データ]

システム構築例で使用している設定を,次に示します。以降の説明では,次に示す内容でシステムを構築しています。

  1. アプリケーションサーバ(アプリケーションサーバ名:apsv1)
    • 管理IPアドレス 192.168.100.11
    • IPアドレス 192.168.1.11
    • ポート番号 80
  2. サービスユニット1(サービスユニット名:unit1)
  3. Management Server
    • ユーザID cosmi_admin
    • パスワード cosmi_admin_passwd
    • 管理IPアドレス 192.168.100.11

(2) 1台のサーバマシンに複数のサービスユニットを配置する構成

サーバマシン内に複数のサービスユニットを配置する場合の構築例を次の図に示します。

図10-4 サーバマシン内に複数のサービスユニットを配置する場合の構築例

[図データ]

この図では,アプリケーションサーバ内に,サービスユニット1とサービスユニット2が配置されています。この場合,複数の業務をそれぞれサービスユニットに対応させているため,サービスユニット1およびサービスユニット2は別のWebシステムとして簡易構築定義ファイルに定義します。なお,複数のサービスユニットを同じWebシステムにも配置できます。

定義の詳細については,「10.5.2 簡易構築定義ファイルの作成例」を参照してください。