ここでは，combined-tier構成で，セッションフェイルオーバ機能を使用するシステムを一括構築する場合に必要な設定について説明します。「6.1.2　WebサーバとJ2EEサーバを同じサーバマシンに配置する構成のシステムを構築する流れ」で説明した流れと，システムの構築手順または設定内容が異なる部分だけを記載しています。

なお，http-tierとj2ee-tierを組み合わせた構成で，セッションフェイルオーバ機能を使用するシステムを一括構築する場合も，ここで説明している設定が必要です。

セッションフェイルオーバ機能を使用するシステムを一括構築する場合の流れを，次の図に示します。

図6-13　セッションフェイルオーバ機能を使用するシステムを一括構築する場合の流れ

セッションフェイルオーバ機能を使用する場合に，システム構築で設定内容が異なる手順について説明します。

＜この節の構成＞

6.15.1　インストール

6.15.2　ホスティング環境の設定

6.15.3　セッションフェイルオーバサーバの設定

6.15.4　簡易構築定義ファイルの作成