Cosminexus 簡易構築・運用ガイド

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4.3.5 セッションフェイルオーバ機能を使用する構成

Smart Composer機能では,セッションフェイルオーバ機能を使用したバックシステムを構築,運用できます。セッションフェイルオーバ機能を使用すると,J2EEサーバでの障害発生時に,セッション情報がほかのJ2EEサーバに引き継がれるので,障害発生前の状態で業務を続行できます。セッションフェイルオーバ機能を使用する場合は,セッション情報を管理するセッションフェイルオーバサーバ(SFOサーバ)が必要です。そのためには,SFOサーバを配置するセッションフェイルオーバサーバマシンを用意して,そのマシンに,セッションフェイルオーバ用のサービスユニットを配置する必要があります。

セッションフェイルオーバ機能を使用する場合のシステム構成例を次の図に示します。ここでは,combined-tier構成のシステムと組み合わせたシステムを例に使用して,説明しています。

図4-9 セッションフェイルオーバ機能を使用する場合のシステム構成例

[図データ]

なお,セッションフェイルオーバ機能の詳細については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のJ2EEサーバ間のセッション情報の引き継ぎに関する説明を参照してください。

このシステム構成パターンは,http-tierとj2ee-tierを組み合わせた構成を使用しても構築できます。