Cosminexus 簡易構築・運用ガイド

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4.3.4 負荷分散機を冗長化する構成

Smart Composer機能でWebフロントシステムを構築する場合,一つのWebシステム内に,負荷分散機を冗長化構成(アクティブ・スタンバイ構成)で配置できます。配置できる負荷分散機の台数は,2台です。負荷分散機を冗長化構成で配置すると,実行系(アクティブ)の負荷分散機で障害が発生した場合に,リクエストの振り分け処理が自動的に待機系(スタンバイ)の負荷分散機に切り替わって,業務を続行できます。

負荷分散機を2台配置する場合のシステム構成例を次の図に示します。なお,ここでは,combined-tier構成で,実行系の負荷分散機を負荷分散機1,待機系の負荷分散機を負荷分散機2として配置している場合を例に説明しています。

図4-8 負荷分散機を2台配置する場合のシステム構成例

[図データ]

このシステム構成パターンは,http-tierとj2ee-tierを組み合わせた構成のシステムでも構築できます。