Smart Composer機能を使用してシステムを構築するとき，次に示すJP1製品とも連携できます。

• JP1/IMとの連携（システムの集中監視）
  Cosminexusシステムを含めたシステム全体の監視ができるようになります。集中監視では，障害が発生した場合や，あらかじめ指定しておいたしきい値を超える事象が発生した場合などに，運用管理者に自動アクションで通知するように設定できます。
  
• JP1/IM - CMとの連携（システムの構成定義および管理）
  業務システムをユーザの視点で，システム構成を定義したり，定義した構成情報を管理したりできます。システム全体に散在する各種リソースの情報を集中して管理することで，システム構成に関する情報を統合管理できます。
  
• JP1/AJS2との連携（カスタムジョブによるシステムの自動運転）
  Cosminexusシステムの論理サーバやJ2EEアプリケーションの起動や停止のスケジュールをカスタムジョブに定義することで，システムの運用を自動化できます。
  また，Cosminexusシステムの論理サーバやバッチアプリケーションの起動や停止のスケジュールをカスタムジョブに定義することで，バッチアプリケーションの自動実行ができます。
  
• JP1/AJS2 - SOとの連携（シナリオによるシステムの自動運転）
  Cosminexusシステムの論理サーバやJ2EEアプリケーションの起動や停止のスケジュールをシナリオに定義することで，システムの運用を自動化できます。
  Cosminexusが提供するシナリオテンプレートを使用することで，Smart Composer機能を使用して構築したシステムの自動運転の定義が容易にできるようになります。
  
• JP1/NETM/Auditとの連携（監査ログの収集と一元管理）
  Cosminexusが出力する監査ログを自動で収集，および一元管理できます。
  

このマニュアルでは，JP1/IM - CMおよびJP1/AJS2 - SOと連携する場合のシステム構築について説明します。JP1/IM - CMおよびJP1/AJS2 - SOと連携する場合のシステム構築については，「15.　JP1と連携したSmart Composer機能でのシステム構築・運用」を参照してください。

なお，JP1/IM，JP1/AJS2，およびJP1/NETM/Auditと連携する場合のシステム構築については，マニュアル「Cosminexus　システム構築ガイド」のJP1との連携の設定に関する説明を参照してください。

Smart Composer機能を使用すると，クラスタソフトウェアと連携できます。クラスタソフトウェアと連携することで，運用管理サーバの1:1系切り替えシステム，および相互系切り替えシステムを構築できます。クラスタソフトウェアとの連携の設定については，マニュアル「Cosminexus　システム構築ガイド」のクラスタソフトウェアと連携するための設定に関する説明を参照してください。