JP1 Version 8 JP1/Script(UNIX(R)用)

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For...End For

機能

指定したディレクトリ内のすべてのファイルに対して,一連のステートメントを繰り返します。

形式

For  VarName = Filemask  DoStatements〕
  〔Exit For〕
  〔StatementsEndFor

指定項目

VarName

ファイル名を格納する変数名を指定します。変数名は変数名の付け方の規則に従って指定します。変数名の付け方の詳細は,「4.1.1 (1) 変数名の付け方」を参照してください。

Filemask

ファイル名をフルパスで指定します。ファイル名にはワイルドカードを含めることもできます。フルパス名は,引用符(")で囲みます。

Statements

ループ内で実行される一連のステートメントを指定します。ForとEnd Forの間にこれらのステートメントを記述します。ここに記述したステートメントは,For...End Forで指定したパスに該当するファイルが見つからなくなるまで繰り返されます。

Statementsには複数の文を記述できます。複数の文を記述する場合は,文ごとに改行します。

説明

指定したディレクトリ内のすべてのファイルに対して,一連のステートメントを繰り返します。指定したパスに該当するファイルが見つからなくなったとき,End Forステートメントの次のステートメントに制御が移ります。

Exit Forステートメントは,制御構造For...End ForとFor...Nextループ内だけで使用できます。Exit Forステートメントを使用すると,直ちにFor...End Forループを終了させることができます。Exit Forステートメントは,For...End Forループ内の任意の位置で何回でも指定できます。

For…End Forループのファイル検索順序は保証していません。

For...End Forループはネスト構造にすることができます。つまり,For...End Forループの内部に別のFor...End Forループを入れることができます。ループをネストさせる場合は,それぞれのVarNameに別の変数名を指定してください。

指定したディレクトリが存在しない場合,一連のステートメントを実行しないで,次のステートメント,またはコマンドを実行します。

filemaskに "*"を指定した場合,varnameには ".",".." 以外のファイル名,およびディレクトリ名が格納されます。

' 実行ディレクトリ下のスクリプトファイルを別ディレクトリにバックアップする。
Dim  path1 ,bkupDir
bkupDir = _BIN_+"BKUP/"
MakeDir ( bkupDir )
 
' スクリプトファイルを検索
For  path1 = _BIN_+"*.SPT"  Do
  ' ディレクトリは無視
  If  IsExistDir ( _BIN_+path1 ) = False  Then
    ' 別ディレクトリにバックアップ
    Copy ( _BIN_+path1 ,bkupDir+path1 )
  End If
End For