JP1/Automatic Job Management System 2 解説
実行登録されているジョブネットの登録を解除できます。
登録を解除できるのは,実行中でないジョブネットです。登録解除したいジョブネットが実行中の場合,実行中のジョブネットの終了を待つか,強制終了させてから登録を解除してください。
登録解除の際は,すべての世代を解除することも,ある期間内の世代だけを解除することもできます。また,ajsleaveコマンドを使った場合は,登録番号を指定して特定の世代だけ登録を解除することもできます。
ネストジョブネットは,ルートジョブネットの登録を解除したときに同時に解除されます。ネストジョブネットだけの登録解除はできません。
すべてのジョブネットの登録を解除した場合は,前回までの実行結果も削除されます。
- プランニンググループの場合
- プランニンググループの下位にあるジョブネットに対して,期間を指定して登録解除ができます。登録を解除した期間には,新しいジョブネットの定義を追加できます。
- 注意事項
- 登録解除に掛かる時間は,登録解除するジョブネットのユニット数(ジョブネット,およびその下位にあるネストジョブネットやジョブの数),および保存世代数に比例して増大します。ユニット数と保存世代数を掛けた値が数万を超える場合,登録解除に掛かる時間が30分を超え,スケジューラーサービスが,長時間,入出力の負荷が高い状態になり,ほかのジョブネットの実行動作に影響を与えることがあります。そのため,規模の大きなジョブネットを登録解除する場合は,スケジューラーサービスの負荷を軽くするよう,次に示すような運用を検討してください。
- ajsleaveコマンドで実行IDまたは実行登録番号を指定して過去の世代を1世代ずつ削除する
- 運用ピーク時間帯を避けて処理をする
- 補足事項
- 即時実行登録したジョブネットが多くある場合,ジョブネットを登録したままにしておくと,性能に影響を及ぼす場合があります。実行が終了し,結果を参照しないジョブネットは,定期的に登録解除することをお勧めします。
登録解除の操作は,GUIまたはajsleaveコマンドでできます。GUIでの操作については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド 7.5 実行登録の解除」を参照してください。また,コマンドで操作する場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajsleave」を参照してください。
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi Software Engineering Co., Ltd.