JP1/Automatic Job Management System 2 解説

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10.1.2 実行開始日時を複数設定する

一つのスケジュールルールでは設定できない複雑なスケジュールでジョブネットを運用したい場合に,スケジュールルールを複数作成できます。JP1/AJS2では,一つのジョブネットに対し,最大144個のスケジュールルールを設定できます。複数のスケジュールルールを定義した場合,いちばん早い日時のスケジュールルールでスケジュールが設定されます。

例えば,1日に複数回,決まった時刻にジョブネットを実行したい場合や,曜日によって実行時刻を変えたい場合などは,複数のスケジュールルールを作ることで,スケジュールを定義できます。なお,複数のスケジュールルールを設定した結果として,同じ実行開始日時の実行予定が複数できた場合には,ジョブネットは1回だけしか実行されません。

スケジュールルールを複数作成する例を次に示します。

図10-3 スケジュールルールを複数作成する例

[図データ]

この例では,月曜日の9:00と金曜日の17:00の週2回実行するジョブネットのスケジュールを定義しています。

「スケジュールルール#1」では,月曜日分のスケジュールを,「スケジュールルール#2」では,金曜日分のスケジュールを定義しています。これを実行登録すると,二つのスケジュールルールのそれぞれに基づいて実行予定が算出されます。

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