JP1/Automatic Job Management System 2 解説
「実行ユーザー種別」とは,ジョブネットを実行したとき,ジョブネットに定義されているジョブの実行ユーザーを設定するものです。
ジョブの実行ユーザー種別には,次の二つがあります。
- 登録ユーザー
ジョブネットを実行登録したJP1ユーザーを実行ユーザーとします。ジョブの実行先ホストでは,ジョブネットを実行登録したJP1ユーザーにユーザーマッピングされたOSユーザーでジョブを実行します。
- 所有ユーザー
ジョブの所有者として設定されているJP1ユーザーを実行ユーザーとします。ジョブの実行先ホストでは,ジョブの所有者であるJP1ユーザーにユーザーマッピングされたOSユーザーでジョブを実行します。
ただし,イベントジョブの場合は,JP1/AJS2を起動しているユーザー権限で実行されるため,「実行ユーザー種別」を指定しても実行時には無効となります。ORジョブ,および判定ジョブは,実行ユーザーを指定できません。ORジョブ,および判定ジョブは,JP1/AJS2を起動しているユーザー権限で実行されます。
なお,「実行ユーザー種別」で指定したユーザー(登録ユーザーまたは所有ユーザー)に該当するJP1ユーザーは,ジョブの実行先ホストでユーザーマッピングをしておく必要があります。
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