JP1/Automatic Job Management System 2 解説
JP1/AJS2 Consoleでは,業務スコープおよびAJS2ユニット監視オブジェクトを使用してJP1/AJS2のジョブネットを監視します。JP1/AJS2 Consoleで使用するオブジェクトには,二つがあります。
- AJS2ユニット監視オブジェクト
- 業務スコープ
JP1/AJS2 Consoleの画面である[スコープ]ウィンドウと,使用するオブジェクトを次に示します。
図7-6 [スコープ]ウィンドウ([メインスコープ]ウィンドウ)とオブジェクト
それぞれのオブジェクトについて説明します。
- <この項の構成>
- (1) AJS2ユニット監視オブジェクト
- (2) 業務スコープ
(1) AJS2ユニット監視オブジェクト
AJS2ユニット監視オブジェクトとは,監視対象となるジョブネットの情報(ジョブネットの完全名や定義先のホスト名など)を定義したものです。[スコープ]ウィンドウではアイコンで表示され,その表示色の変化によってジョブネットの状態を監視します。
業務スコープとは,監視オブジェクトをグループ化するためのオブジェクトです。
業務スコープは,必要に応じて階層化でき,階層化したときの最上位の業務スコープをルート業務スコープ,下位の業務スコープをネスト業務スコープといいます。
ルート業務スコープは,最上位の業務スコープです。JP1/AJS2 Console ViewでJP1/AJS2 Console Managerにログインしたとき,最初に[スコープ]ウィンドウに表示されます。
ルート業務スコープは,ログインしたJP1ユーザーごとにユニークであるため,監視の対象を独自に定義できます。
ネスト業務スコープは,ルート業務スコープの下位に定義した業務スコープです。
ネスト業務スコープは最大3階層まで作成できます。上位の業務スコープ上では,アイコンで表示されます。
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