JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド

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16.4 トラブル発生時に採取が必要な資料

トラブルが発生したときに採取が必要な資料を示します。

なお,JP1では採取が必要な資料を一括採取するための資料採取ツールを用意しています。資料採取ツールで採取できる資料は,OSのシステム情報やJP1の情報です。

<この節の構成>
(1) OSのシステム情報
(2) JP1の情報
(3) オペレーション内容
(4) 画面上のエラー情報

(1) OSのシステム情報

OSに関する次の情報の採取が必要です。これらの情報は資料採取ツールで採取できます。

表16-6 OSのシステム情報

情報の種類 採取資料 ファイル名
資料採取日時
  • date /tの実行結果
  • time /tの実行結果
date.log
Windowsイベントログ
  • アプリケーション
    システムルートフォルダ\system32\config\AppEvent.Evt
  • システム
    システムルートフォルダ\system32\config\SysEvent.Evt

  • SysEvent(Backup).evt
  • AppEvent(Backup).evt
マシンに設定されているホスト名の設定 システムルートフォルダ\system32\drivers\etc\hosts hosts
マシンに設定されているサービスポートの設定 システムルートフォルダ\system32\drivers\etc\services services
NICの実装状況 ipconfig /allの実行結果 ipconfig.log
起動サービス一覧 net startの実行結果 netstart.log
バインド状況 netstatの実行結果 netstat.log
レジストリ情報 regeditの実行結果 regedit.log
ファイル一覧 dirの実行結果 dir.log
マシンの環境変数 setの実行結果 set.log
ワトソンログファイル ワトソン博士のログ格納先フォルダ\drwtsn32.log drwtsn32.log
クラッシュダンプ ワトソン博士のクラッシュダンプ格納先フォルダ\user.dmp user.dmp
マシンのシステム情報 msinfo32 /report ファイル名の実行結果 msinfo32.log
注※
資料採取ツールを実行したあとの格納先でのファイル名です。格納先については,「13. コマンド」の「jss_log.bat(資料採取)」を参照してください。

(2) JP1の情報

JP1に関する次の情報の採取が必要です。これらの情報は資料採取ツールで採取できます。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。

表16-7 JP1の情報

情報の種類 採取資料 ファイル名
JP1/IM - Service Support 統合トレースログ システムドライブ:\Program Files\Hitachi\HNTRLib2\spool\以下のファイル 採取元のファイル名と同じファイル名
環境設定情報 IM-SSパス\conf以下のファイル 採取元のファイル名と同じファイル名
ログ情報 IM-SSパス\log以下のファイル 採取元のファイル名と同じファイル名
共有フォルダ\log\以下のファイル
セットアップ情報
  • IM-SSパス\tools\setup\以下のファイル
  • IM-SSパス\work\setup\以下のファイル
採取元のファイル名と同じファイル名

  • 共有フォルダ\tools\setup\以下のファイル
バージョン情報 システムドライブ:\Program Files\InstallShield Installation Information\{FFF9C54A-48C0-4898-ACBF-93137C462B42}\Setup.ilg,Setup.ini Setup.ilg,
Setup.ini
パッチの適用履歴 IM-SSパス\Patchlog.txt 採取元のファイル名と同じファイル名
注※
クラスタ運用時にだけ採取される資料です。

(3) オペレーション内容

トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。

(4) 画面上のエラー情報

次に示すハードコピーを採取してください。