JP1/IM - Service Support起動中のIPアドレスの変更は，サポートしていません。変更する場合は，次に示す手順で変更してください。

1. 次に示す順序でサービスを停止する。
   
   • JP1/Service Support - Task Service
   • JP1/Service Support - Web Service
   • JP1/Service Support
   • JP1/Service Support - DB Server
2. IPアドレスを変更する。
3. 次に示す順序でサービスを起動する。
   
   • JP1/Service Support - DB Server
   • JP1/Service Support
   • JP1/Service Support - Web Service
   • JP1/Service Support - Task Service

JP1/IM - Service Support起動中のポート番号の変更は，サポートしていません。変更する場合は，次に示す手順で変更してください。

1. 次に示す順序でサービスを停止する。
   
   • JP1/Service Support - Task Service
   • JP1/Service Support - Web Service
   • JP1/Service Support
   • JP1/Service Support - DB Server
2. ポート番号を変更する。
   なお，ポート番号の変更手順は，次の表に示すように変更するポートによって異なります。
   

   表12-2　ポート番号の変更手順

   ポート番号のデフォルト値	使用目的	変更手順
   24400	案件管理DBサーバのデータを更新するために使用する。	JP1/IM - Service Supportを停止後，次のファイルに記載された左記ポート番号の値を変更する。 （　）内は各ファイル内での該当個所となる。 ・IM-SSパス\conf\setup\jsssetupinfo.bat 　（@set IMSSDBPORT=24400） ・IM-SSパス\tools\setup\jsscmdinfo.bat 　（@set IMSSDBPORT=24400） ・IM-SSパス\dbms\db\CONF\pdsys 　（set pd_name_port=24400） ・IM-SSパス\dbms\db\CONF\emb\HiRDB.ini 　（PDNAMEPORT=24400） 次のコマンドを実行する。 IM-SSパス\dbms\db\CLIENT\UTL\pdcltadm.exe HiRDBクライアント環境変数登録ツールが起動します。 システムグループに登録した，「IMSS_ENV_GROUP」の「PDNAMEPORT」の指定値を変更する。 変更後，JP1/IM - Service Supportを起動する。
   24401	WWWブラウザーからJP1/IM - Service Support(WWWサーバ)への接続で使用する。 また，WWWサーバの内部処理で使用する。	JP1/IM - Service Supportを停止後，次のファイルに記載された左記ポート番号の値を変更する。 （　）内は各ファイル内での該当個所となる。 ・IM-SSパス\conf\setup\jsssetupinfo.bat 　（@set IMSSHTTPPORT=24401） ・IM-SSパス\tools\setup\jsscmdinfo.bat 　（@set IMSSHTTPPORT=24401） ・IM-SSパス\uCPSB\httpsd\conf\httpsd.conf 　（Port 24401） ・IM-SSパス\conf\login\jsslogin.url 　（BASEURL=http://localhost:24401/jp1ss/index.jsp） 　（URL=http://localhost:24401/jp1ss/index.jsp） 変更後，JP1/IM - Service Supportを起動する。
   24402	WWWサーバとWWWコンテナサーバ間の通信で使用する。	JP1/IM - Service Supportを停止後，次のファイルに記載された左記ポート番号の値を変更する。 （　）内は各ファイル内での該当個所となる。 ・IM-SSパス\conf\setup\jsssetupinfo.bat 　（@set IMSSWEBCONPORT=24402） ・IM-SSパス\tools\setup\jsscmdinfo.bat 　（@set IMSSWEBCONPORT=24402） ・IM-SSパス\uCPSB\CC\web\containers\jp1ss\usrconf\usrconf.properties 　（webserver.connector.ajp13.port=24402） ・IM-SSパス\uCPSB\CC\web\redirector\workers.properties 　（worker.worker1.port=24402） 変更後，JP1/IM - Service Supportを起動する。
   24403	WWWコンテナサーバのシャットダウンで使用する。	JP1/IM - Service Supportを停止後，次のファイルに記載された左記ポート番号の値を変更する。 （　）内は各ファイル内での該当個所となる。 ・IM-SSパス\conf\setup\jsssetupinfo.bat 　（@set IMSSWEBSHUPORT=24403） ・IM-SSパス\tools\setup\jsscmdinfo.bat 　（@set IMSSWEBSHUPORT=24403） ・IM-SSパス\uCPSB\CC\web\containers\jp1ss\usrconf\usrconf.properties 　（webserver.shutdown.port=24403） 変更後，JP1/IM - Service Supportを起動する。
   24404	WWWコンテナサーバのシステム設定で使用する。	JP1/IM - Service Supportを停止後，次のファイルに記載された左記ポート番号の値を変更する。 （　）内は各ファイル内での該当個所となる。 ・IM-SSパス\conf\setup\jsssetupinfo.bat 　（@set IMSSWEBHTTPPORT=24404） ・IM-SSパス\tools\setup\jsscmdinfo.bat 　（@set IMSSWEBHTTPPORT=24404） ・IM-SSパス\uCPSB\CC\web\containers\jp1ss\usrconf\usrconf.properties 　（webserver.connector.http.port=24404） 変更後，JP1/IM - Service Supportを起動する。

3. 次に示す順序でサービスを起動する。
   
   • JP1/Service Support - DB Server
   • JP1/Service Support
   • JP1/Service Support - Web Service
   • JP1/Service Support - Task Service

JP1/IM - Service Support起動中のホスト名の変更は，サポートしていません。変更する場合には，次の手順でJP1/IM - Service Supportの設定も変更してください。

1. 次に示す順序でサービスを停止する。
   
   • JP1/Service Support - Task Service
   • JP1/Service Support - Web Service
   • JP1/Service Support
2. jssdbbackup.batコマンドを実行し，案件管理DBのデータのバックアップを取る。
   コマンドの詳細については，「13.　コマンド」の「jssdbbackup.bat（案件管理DBバックアップ）」を参照してください。
   
3. 次に示すサービスで，スタートアップの種類が「自動」になっているサービスを「手動」に変更する。
   
   • JP1/Service Support
   • JP1/Service Support - DB Server
   • JP1/Service Support - Web Service
   • JP1/Service Support - Task Service

   注意事項

   ホスト名を変更後に元に戻す必要があるため，変更するサービスのスタートアップの種類を控えておいてください。

4. ホスト名を変更する。
5. 変更後，Windows Server 2003を再起動する。
6. jssdbinit.batコマンドを実行し，案件管理DBを初期化する。
   コマンドの詳細については，「13.　コマンド」の「jssdbinit.bat（案件管理DB初期化）」を参照してください。
   

   注意事項

   -sオプションの引数（案件管理DBのサイズ）には，必ず手順2で取得した案件管理DBのサイズを指定してください。

7. jssdbrecovery.batコマンドを実行し，案件管理DBをリカバリーする。
   コマンドの詳細については，「13.　コマンド」の「jssdbrecovery.bat（案件管理DBリカバリー）」を参照してください。
   

   注意事項

   -fオプションの引数（バックアップファイル名）には，必ず手順2で取得した案件管理DBのバックアップファイルを指定してください。

8. 次のコマンドを実行する。
   IM-SSパス\dbms\db\CLIENT\UTL\pdcltadm.exe
   HiRDBクライアント環境変数登録ツールが起動します。
   
9. システムグループに登録した，「IMSS_ENV_GROUP」の「PDHOST」の指定値を変更する。
10. メール通知の設定をしている場合，URL定義ファイル（jsslogin.url）に記載されたサーバ名を変更する。
11. 次に示す順序でサービスを起動する。
    
    • JP1/Service Support
    • JP1/Service Support - Web Service
    • JP1/Service Support - Task Service
12. 手順3で「手動」に変更したサービスを，「自動」に戻す。

次に連携製品側への影響について説明します。

(a)　JP1/IM - Managerと連携している場合

JP1/IM - Managerと連携している場合，JP1/IM - Manager側で次の設定変更をする必要があります。

• 構成定義ファイルの修正と更新
  構成定義ファイルに記述したホスト名を変更後のホスト名に変更し，JP1/IM - Managerにその設定を反映してください。
  
• 自動アクション定義の修正と更新
  「実行ホスト名」を変更前から変更後のホスト名に変更してください。
  

(b)　JP1/NETM/AIMと連携している場合

JP1/NETM/AIMと連携している場合，JP1/NETM/AIM側での設定変更は必要ありません。

JP1/IM - Service Supportが稼働するサーバのシステム日時を変更する場合，日時を進めるときと日時を戻すときで作業手順が異なります。

日時を進めるときの手順を次に示します。

1. 次に示す順序でサービスを停止する。
   
   • JP1/Service Support - Task Service
   • JP1/Service Support - Web Service
   • JP1/Service Support
   • JP1/Service Support - DB Server
2. 日時を変更する。
3. 次に示す順序でサービスを起動する。
   
   • JP1/Service Support - DB Server
   • JP1/Service Support
   • JP1/Service Support - Web Service
   • JP1/Service Support - Task Service

日時を戻すときの手順を次に示します。

1. 次に示す順序でサービスを停止する。
   
   • JP1/Service Support - Task Service
   • JP1/Service Support - Web Service
   • JP1/Service Support
   • JP1/Service Support - DB Server
2. 日時を変更する。
3. 手順2を操作した時間まで，サービスを停止させておく。
4. 次に示す順序でサービスを起動する。
   
   • JP1/Service Support - DB Server
   • JP1/Service Support
   • JP1/Service Support - Web Service
   • JP1/Service Support - Task Service

運用途中でのJP1/IM - Service Supportのインストール先フォルダの変更はサポートしていません。インストール先フォルダを変更する場合は，JP1/IM - Service Supportをアンインストールし，変更後のフォルダにインストールしてください。

注意事項

アンインストールすると，案件管理DBも使えなくなります。運用データを退避したい場合には，jssdbbackup.batコマンドを使って案件管理DBのバックアップを取得し，jssdbrecovery.batコマンドを使ってリカバリーしてください。コマンドの詳細については，「13.　コマンド」の「jssdbbackup.bat（案件管理DBバックアップ）」および「jssdbrecovery.bat（案件管理DBリカバリー）」を参照してください。