JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

11.3 案件のレポートを出力する

案件状況の集計データを出力したり,集計データを基にマクロを実行することで,レポートを作成したりできます。

案件状況の集計データを出力する手順,および集計データを基にレポートを作成する手順を次に示します。

<この節の構成>
(1) 集計データの出力手順
(2) レポートの作成手順

(1) 集計データの出力手順

案件状況の集計データを出力する手順について次に示します。

  1. ツールバーの[メイン画面の切り替え]ボタンをクリックする。
    メイン画面(案件状況)が表示されます。なお,すでにメイン画面(案件状況)が表示されている場合は,この手順は不要です。
  2. メイン画面(案件状況)のメニューから,「集計データのファイル出力」を選択する。
    次の図に示す[集計データのファイル出力]画面が表示されます。

    図11-5 [集計データのファイル出力]画面

    [図データ]

  3. 出力したい集計データの条件を指定する。
    「システム」および「プロセス」で選択できるのは,ユーザーが参照できる「システム」および「プロセス」だけです。
    「集計単位」は「日単位」,「月単位」,および「年単位」の3種類から選択できます。「集計単位」で選択した項目によって,選択できる「集計範囲」が異なります。「集計範囲」は「指定可能範囲」に表示される範囲から選択してください。「データ種別」は「案件データCSV」,および「コードデータCSV」の2種類から選択できます。「データ種別」に何も指定しない場合は,「案件データCSV」がデフォルトで指定されます。
  4. [データのダウンロード]ボタンをクリックする。
    集計データをダウンロードするためのダイアログボックスが表示されます。
  5. ファイルの格納先を指定する。
    指定した格納先に案件状況の集計データが保存されます。
    ダウンロードした集計データの内容については,「2.13.3(1) 出力されるCSVファイルの内容」を参照してください。

(2) レポートの作成手順

案件の集計データを基に,サンプルのマクロを使ってレポートを作成する手順について,次に示します。なお,サンプルのマクロをカスタマイズしたり,新たにレポート作成用のマクロを作成したりした場合は,この手順と異なることがあります。

  1. [集計データのファイル出力]画面を表示します。
  2. レポートの基となる案件状況の集計データをダウンロードする。
    作成するレポートに合わせて,案件データCSVファイル,またはコードデータCSVファイルをダウンロードしてください。作成できるレポートの種類,およびそのレポートの基となる集計データの種類を次の表に示します。

    表11-5 作成できるレポート,およびレポートの基となる集計データの種類

    作成できるレポート 基となる集計データ
    案件総数 案件データCSVファイル
    案件処理平均所要時間
    作業期限内処理率
    案件当たりの平均使用費用
    案件の処理率
    一次サポート解決率 コードデータCSVファイル
    問題分野の内訳
    結果の内訳
    要因の内訳
    類似案件率
  3. メニューから[マクロのダウンロード]を選択する。
    マクロをダウンロードするためのダイアログボックスが表示されます。
  4. Excelファイルの格納先を指定する。
    指定した格納先にファイルが保存されます。なお,マクロの格納先は,手順2で格納した集計データと同じ格納先にしてください。
  5. 手順4で格納したExcelファイルを開く。
  6. 作成したいレポートをチェックして,[レポート生成]ボタンをクリックする。
    マクロが実行され,自動でレポートが作成されます。