JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド

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8.4 クラスタ環境での案件管理DBのサイズ拡張

クラスタ環境で案件管理DBのサイズを拡張する場合,次の手順で拡張してください。

  1. 実行系サーバを現用系に切り替える。
    クラスタソフトを使って系の切り替えを実施します。なお,現用系がすでに実行系サーバになっていた場合には,この操作は不要です。
  2. 現用系で,次に示す順序でサービスを停止する。
    • JP1/Service Support - Task Service
    • JP1/Service Support - Web Service
    • JP1/Service Support
    JP1/Service Support - DB Serverは起動したままとしてください。
  3. 現用系で,jssdbbackup.batコマンドを実行して障害復旧用に案件管理DBをバックアップする。
    スタートメニューの[プログラム]−[JP1_Integrated Management - Service Support]−[JP1_IM-SSコマンドプロンプト]を起動して,jssdbbackup.batコマンドを実行し,案件管理DBをバックアップします。引数には-maintオプションを指定してください。jssdbbackup.batコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jssdbbackup.bat(案件管理DBバックアップ)」を参照してください。
  4. 現用系で,jssdbbackup.batコマンドを実行してリカバリー用に案件管理DBをバックアップする。
    スタートメニューの[プログラム]−[JP1_Integrated Management - Service Support]−[JP1_IM-SSコマンドプロンプト]を起動して,jssdbbackup.batコマンドを実行し,案件管理DBをバックアップします。引数には-expandオプションを指定してください。また,引数-fオプションに指定するバックアップファイル名は,手順3で指定したファイルとは別名で指定してください。jssdbbackup.batコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jssdbbackup.bat(案件管理DBバックアップ)」を参照してください。
  5. 現用系で,クラスタソフトを使って次に示す順序でサービスを停止する。
    • JP1/Service Support - DB Server
    • JP1/Service Support - DB Cluster Service
  6. 現用系で,jsshadbinit.batコマンドを実行して案件管理DBのサイズを大きくする。
    jsshadbinit.batコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jsshadbinit.bat(クラスタ環境用案件管理DB初期化)」を参照してください。
  7. 現用系のサービスコントロールマネージャで,案件管理DBサーバのJP1/Service Support - DB Serverサービスを停止する。
  8. すべての予備系で,jsshasetup.batコマンドを実行してセットアップする。
    それぞれの予備系を実行系サーバに切り替えてから,jsshasetup.batコマンドを実行してください。引数には-c standbyオプションを指定してください。jsshasetup.batコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jsshasetup.bat(クラスタ環境用セットアップ)」を参照してください。
  9. 予備系のサービスコントロールマネージャで,案件管理DBサーバのJP1/Service Support - DB Serverサービスを停止する。
  10. 現用系で,クラスタソフトを使って次に示す順序でサービスを開始する。
    • JP1/Service Support - DB Cluster Service
    • JP1/Service Support - DB Server
  11. 現用系で,手順4で取得したリカバリー用のバックアップファイルを,jssdbrecovery.batコマンドを使ってリカバリーする。
    引数には-expandオプションを指定してください。jssdbrecovery.batコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jssdbrecovery.bat(案件管理DBリカバリー)」を参照してください。