JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド

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はじめに

このマニュアルは,プログラムプロダクト P-242C-8F84 JP1/Integrated Management - Service Support(以降,JP1/IM - Service Supportと略します)の機能,システム構築方法,および操作方法について説明したものです。

<はじめにの構成>
対象読者
マニュアルの構成
関連マニュアル
マニュアルの体系
読書手順
このマニュアルでの表記
このマニュアルで使用する英略語
このマニュアルで使用する記号
コマンドの文法で使用する記号
図中で使用する記号
インストール先フォルダの表記
このマニュアルで使用する「Administrators権限」について
画面での全角文字の入力について
常用漢字以外の漢字の使用について
KB(キロバイト)などの単位表記について

対象読者

このマニュアルは,次の方にお読みいただくことを前提に説明しています。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す編から構成されています。

第1編 概要編
JP1/IM - Service Supportの概要について説明しています。案件を解決するまでの流れや,JP1/IM - Service Supportのシステム構成について説明しています。
第2編 機能編
JP1/IM - Service Supportの機能について説明しています。また,JP1/IM - Service Supportと他製品が連携して実現できることについても説明しています。
第3編 設計編
JP1/IM - Service Supportによるサービスサポートに沿った運用をするための設計方針について説明しています。
第4編 構築編
JP1/IM - Service Supportのインストールとセットアップの方法,およびJP1/IM - Service Supportの環境を構築する方法について説明しています。
第5編 運用編
JP1/IM - Service Supportの操作方法,およびJP1/IM - Service Supportのメンテナンス方法について説明しています。
第6編 リファレンス編
JP1/IM - Service Supportで使用できるコマンド,定義ファイル,およびJP1/IM - Service Supportが出力するメッセージについて説明しています。
第7編 トラブルシューティング編
JP1/IM - Service Supportでトラブルが発生した場合の対処について説明しています。

関連マニュアル

関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

 

マニュアルの体系

JP1/IM - Service Supportのマニュアルには,このマニュアルを含め次の二つのマニュアルがあります。利用目的に応じてお読みください。

JP1 Version 8 JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド(3020-3-K14)
JP1/IM - Service Supportの管理,メンテナンスをされるシステム管理者の方は,このマニュアルをお読みください。JP1/IM - Service Supportの概要,機能,インストール・セットアップ方法,およびJP1/IM - Service Supportの操作について説明しています。
JP1 Version 8 JP1/Integrated Management - Service Support 操作ガイド(3020-3-K15)
JP1/IM - Service Supportの画面操作だけを実施する方は,このマニュアルをお読みください。JP1/IM - Service Supportの画面から行う操作について説明しています。

なお,マニュアル「JP1/Integrated Management - Service Support 操作ガイド」は,次の図に示すようにマニュアル「JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド」から画面操作に関する情報を取り出して作成したものです。そのため,マニュアル「JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド」をお読みになる方は,マニュアル「JP1/Integrated Management - Service Support 操作ガイド」をあわせて読む必要はありません。

[図データ]

読書手順

このマニュアルのそれぞれの編は,システムの設計・構築・運用などのシステムのライフサイクルでの段階ごとに必要な情報を説明しています。次の表に示すように,目的に合わせて必要な個所をお読みください。

項番 目的 参照個所
1 JP1/IM - Service Supportを理解する。 概要編:JP1/IM - Service Supportの概要を知る。
機能編:JP1/IM - Service Supportの詳細を理解する。
2 JP1/IM - Service Supportのシステムを設計・構築する。 概要編:JP1/IM - Service Supportの概要を知る。
機能編:JP1/IM - Service Supportの詳細を理解する。
設計編:JP1/IM - Service Supportの設計個所を確認し,システムを設計する。
構築編:JP1/IM - Service Supportの構築手順を確認し,構築する。
運用編:JP1/IM - Service Supportの運用方法および操作方法を知る。
リファレンス編:JP1/IM - Service Supportの定義ファイル,コマンドを確認し,設定値を決める。
3 JP1/IM - Service Supportのシステムを運用する。 概要編:JP1/IM - Service Supportの概要を知る。
運用編:JP1/IM - Service Supportの運用方法および操作方法を知る。
機能編:必要に応じて,JP1/IM - Service Supportの機能詳細を確認する。
トラブルシューティング編:トラブルが発生したときにトラブルの回避方法を知る。
4 JP1/IM - Service Supportのシステムの見直しをする。 項番2に戻り,JP1/IM - Service Supportのシステムを再設計・再構築する。

このマニュアルでの表記

このマニュアルでは,日立製品およびそのほかの製品の名称を省略して表記しています。次に,このマニュアルでの表記と,製品の正式名称を示します。

このマニュアルでの表記 正式名称
Excel Microsoft(R) Office Excel
HNTRLib2 Hitachi Network Objectplaza Trace Library 2
IIS Microsoft(R) Internet Information Services
Internet Explorer Internet Explorer Microsoft(R) Internet Explorer(R)
Windows Internet Explorer Windows(R) Internet Explorer(R)
JP1/AJS2 JP1/Automatic Job Management System 2 - Agent
JP1/Automatic Job Management System 2 - Manager
JP1/Automatic Job Management System 2 - View
JP1/Cm2/NNM JP1/Cm2/Network Node Manager
JP1/Cm2/Network Node Manager Starter Edition 250
JP1/Cm2/Network Node Manager Starter Edition Enterprise
JP1/IM - Manager JP1/Integrated Management - Manager
JP1/IM - Service SupportまたはJP1/IM - SS JP1/Integrated Management - Service Support
JP1/IM - TELstaff JP1/Integrated Management - TELstaff
JP1/IM - View JP1/Integrated Management - View
JP1/NETM/AIM JP1/NETM/Asset Information Manager
JP1/NETM/DM JP1/NETM/DM Client
JP1/NETM/DM Client - Base
JP1/NETM/DM Client - Delivery Feature
JP1/NETM/DM Client - Operation Log Feature
JP1/NETM/DM Manager
JP1/PFM - Web Console JP1/Performance Management - Web Console
Windows 2000 Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating System
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server Operating System
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional Operating System
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating System
Windows Server 2003 Windows Server 2003 Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition
Windows Server 2003(x64) Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition
Windows Vista Microsoft(R) Windows Vista(R) Business
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate
Windows XP Windows XP Home Edition Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition
Windows XP Professional Microsoft(R) Windows(R) XP Professional

このマニュアルで使用する英略語

このマニュアルで使用する英略語を次に示します。

英略語 正式名称
ASCII American Standard Code for Information Interchange
CAB Change Advisory Board
CD-ROM Compact Disc - Read Only Memory
CSV Comma Separated Value
DB Database
DNS Domain Name System
DSN Deep Space Network
GUI Graphical User Interface
HA High Availability
HTTP Hyper Text Transfer Protocol
ID Identifier
IP Internet Protocol
IT Information Technology
ITIL Information Technology Infrastructure Library
JSP JavaServer Pages(TM)
MSCS Microsoft Cluster Service
NAT Network Address Translation
NIC Network Interface Card
ODBC Open Database Connectivity
OS Operating System
PC Personal Computer
POP Post Office Protocol
RFC Request for Change
SMTP Simple Mail Transfer Protocol
SNMP Simple Network Management Protocol
SQL Structured Query Language
UCS Universal multi-octet coded Character Set
UNC Universal Naming Convention
URL Uniform Resource Locator
UTF UCS Transformation Format
WWW World Wide Web
XML eXtensible Markup Language

このマニュアルで使用する記号

このマニュアルで画面の構成要素を説明するときに使用する記号を,次のように定義します。

記号 意味
[ ] 画面,メニュー項目,ダイアログボックス,ダイアログボックスのボタンなどを示す。
例:[案件作成]画面,[OK]ボタン
[ ]−[ ] 画面のメニューから項目を選択することを示す。
例:[アクション]−[案件の参照]を選択する。
「 」 画面中に表示されている項目を示す。
例:「タイトル」,「重大度」リストボックス

コマンドの文法で使用する記号

コマンドとパラメーターの説明で使用する記号を,次のように定義します。

記号 意味

(ストローク)
複数の項目に対し,項目間の区切りを示し,「または」の意味を示す。

「A|B|C」は,「A,BまたはC」を示す。
{ }
(波括弧)
この記号で囲まれている複数の項目の中から,必ず1組の項目を選択する。項目の区切りは|で示す。

{A|B|C}は「A,BまたはCのどれかを指定する」ことを示す。
[ ]
(角括弧)
この記号で囲まれている項目は任意に指定できる(省略してもよい)。
複数の項目が記述されている場合には,すべてを省略するか,どれか一つを選択する。

[A]は「何も指定しない」か「Aを指定する」ことを示す。
[B | C]は「何も指定しない」か「BまたはCを指定する」ことを示す。
...
(点線)
この記号の直前に示された項目を繰り返して複数個,指定できる。

「A,B,...」は「AのあとにBを必要個数指定する」ことを示す。
_
(下線)
括弧内のすべてを省略したときに,システムが取る標準値を示す。標準値がない場合は,指定した項目だけが有効である。

[A|B]はこの項目を指定しなかった場合に,Aを選択したと見なすことを示す。

図中で使用する記号

このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。

[図データ]

インストール先フォルダの表記

このマニュアルでは,ユーザーの指定によって格納先が変わるファイルのパス表記をゴシックで表記しています。また,ユーザーが任意の名称を設定できるファイル名もゴシックで表記しています。

このマニュアルで使用されているパス表記を次の表に示します。

インストール先フォルダの表記 意味
IM-SSパス JP1/IM - Service Supportのインストール先フォルダ
(デフォルトインストール先フォルダは,システムドライブ:\Program files\Hitachi\JP1SS)
IM-Mパス JP1/IM - Managerのインストール先フォルダ
システムドライブ OSのインストール先フォルダ
システムルートフォルダ OSのシステムファイルが格納されているフォルダ
ユーザー指定フォルダ ユーザーが任意に指定できるフォルダ
注※
JP1/IM - Service Supportをデフォルトのままインストールした場合のインストール先フォルダを表しています。

このマニュアルで使用する「Administrators権限」について

このマニュアルで表記している「Administrators権限」とは,ローカルPCに対するAdministrators権限です。ローカルPCに対してAdministrators権限を持つユーザーであれば,ローカルユーザー,ドメインユーザーおよびActive Directory環境で動作に違いはありません。

画面での全角文字の入力について

JP1/IM - Service Supportでは,画面で入力した文字列がUTF-8に変換されるため,全角文字は3バイトまたは4バイトに換算されます。上記を考慮して全角文字を入力してください。

常用漢字以外の漢字の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

個所(かしょ) 汎用(はんよう) 必須(ひっす) 頁(ページ)

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。