JP1/Integrated Management - Rule Operation システム構築・運用ガイド
形式
[ホスト名\JP1RULE\INSTANCE_CONTROL] "RULE_INSTANCE_THRESHOLD"=dword:16進数値 "RULE_INSTANCE_THRESHOLD_EVSEND"=dword:16進数値 "RULE_INSTANCE_THRESHOLD_EVSEVERITY"="重大度"
ファイル
jp1rm_instance_control_V8.conf jp1rm_instance_control_V8.conf.model(モデルファイル)
格納先フォルダ
IM - RLパス\conf\ 共有フォルダ\JP1RULE\conf\(クラスタ運用時)
説明
jrmgethistoryコマンドの-aオプションを使用した履歴出力対象のルール実行結果数のしきい値,およびしきい値を超えた場合にJP1イベント発行するかどうかを設定するファイルです。
デフォルトでは,ルール実行結果数のしきい値は設定されていないため,JP1イベントは発行されません。必要に応じて設定してください。設定する場合は,モデルファイルをコピーして,内容を編集します。
定義の反映時期
この定義ファイルを引数に指定して,jbssetcnfコマンドを実行したあと,次の場合に設定が有効になります。
- JP1/IM - RLを再起動したとき
- jrm_spmd_reloadコマンドを実行したとき
記述内容
16進数値は,次のどちらかで指定してください。
- 8桁で記述(dword:00000000)
- 上位の0を省略(dword:0)
- [ホスト名\JP1RULE\INSTANCE_CONTROL]
- JP1/IM - RLの環境設定のキー名称です。
- ホスト名の部分を,物理ホストの場合はJP1_DEFAULTに,論理ホストの場合は論理ホスト名に設定します。
- "RULE_INSTANCE_THRESHOLD"=dword:16進数値
- jrmgethistoryコマンドの-aオプションを使用した履歴出力対象のルール実行結果数に対するしきい値を設定します。
- 指定できる範囲は0〜1387(0〜4,999)です。デフォルト値は0です。
- 0を設定した場合,ルール実行結果数のしきい値はチェックされません。
- 範囲外の値を設定した場合,デフォルトが仮定されます。
- "RULE_INSTANCE_THRESHOLD_EVSEND"=dword:16進数値
- ルール実行結果数がしきい値を超えた場合に,JP1イベントを発行するかどうかを設定します。
- 0または1を指定します。デフォルト値は0です。0を設定した場合,ルール実行結果数がチェックされません。1を設定した場合,次のときにJP1イベントを発行します。
- JP1/IM - RLのサービスを起動またはリロード実行した時点で,jrmgethistoryコマンドの-aオプションを使用した履歴出力対象のルール実行結果数がしきい値を超えているとき。
- ルールインスタンスの実行が終了した時点で,jrmgethistoryコマンドの-aオプションを使用した履歴出力対象のルール実行結果数がしきい値を超えているとき。
- 0および1以外の値を設定した場合,デフォルトの0が仮定されます。
- "RULE_INSTANCE_THRESHOLD_EVSEVERITY"="重大度"
- jrmgethistoryコマンドの-aオプションを使用した履歴出力対象のルール実行結果数がしきい値を超えた場合に発行する,JP1イベントの重大度を設定します。デフォルト値はWarningです。
- 指定できる値を次に示します。
- Emergency
- Alert
- Critical
- Error
- Warning
- Notice
- Information
- Debug
- 指定できる値以外の値を設定した場合,デフォルトのWarningが仮定されます。
記述例
物理ホストで稼働しているJP1/IM - RLでルール実行結果数のしきい値を「3,000」に設定し,しきい値超過時に重大度がAlertのJP1イベントを発行する場合。
[JP1_DEFAULT\JP1RULE\INSTANCE_CONTROL] "RULE_INSTANCE_THRESHOLD"=dword:00000BB8 "RULE_INSTANCE_THRESHOLD_EVSEND"=dword:00000001 "RULE_INSTANCE_THRESHOLD_EVSEVERITY"="Alert"
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